電車とバスで行ってみたその6:20231104_5横須賀トモダチジャズ2023&YOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVAL

土休祝日は三崎口行き快特も大活躍@横須賀中央駅

さて昨年に引き続き横須賀最大のJAZZイベントであるトモダチジャズ及び今回同時開催されたYOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVALに出かけてまいりました。前回1日だけだったのに対し、今回は2日連続で見てまいりました。

電車とバスで行ってみたその3:20221105横須賀トモダチジャズ2022
横須賀トモダチジャズ2023
YOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVAL

どぶ板通り~公務員バンドの日米差~

どぶ板通りとスカジャン発祥の地のプレート

さて今回はどぶ板通りのメイン(?)会場から向かいます。前回同様、フリーマーケットであるどぶ板バザールが同時開催されていました。また道路には「DOBUITA STREET」、「スカジャン発祥の地」と書かれたプレートがありました。その他にも横須賀になじみのある有名人の手形レリーフがありますので訪れた時に探してみるのはいかがでしょうか?
All-aboutどぶ板@どぶ板通り

米海軍第7艦隊Far East Editionの演奏

さてどぶ板通りではまず米海軍第7艦隊Far East Editionによるライブが行われました。昨年は日程の都合で見れなかったのでやっと念願がかなった感じです。メイン会場らしく多くの人達でごった返し、スタッフの皆さんから「通り道を開けてください」と言う呼びかけもなされました。

紅2点(?)のフルートとボーカル

海軍による演奏と言う事でブラスバンドっぽい演奏かなと思っていたのですが、ちゃんとJAZZしていました。やはり7つの海を駆け抜ける海軍にふさわしい技量でボーカルの歌声だけでなくバックのソロも中々なものでした。

ロッカー歌わず演説をする

さてそんな米海軍第7艦隊の演奏の後は上地市長によるパフォーマンス、一見歌っているように見えて今年同時開催となったYOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVALの説明でした。市長がロックが好きなのは昨年のオリジナルデザインの発表会でも言っていたので驚きはなかったのですが、ただ問題はロックすらJAZZのジャンルに取り込みそうなトモダチジャズでロックとジャズの境目がどこにあるのかは気になりました。

電車とバスで行ってみたその3:20221105横須賀トモダチジャズ2022

海上自衛隊横須賀音楽隊による演奏

続いては日本側海上自衛隊横須賀音楽隊による演奏、米第7艦隊の演奏がJAZZならこちらはブラスバンドと言う印象が強い編成です。所謂プラグでスピーカーに繋がる楽器がない為この編成のままマーチングできそうです。キチンと譜面が用意されているのですがおかげで演奏者の顔が見えづらかったというのも特徴でした。

トランペット、起床時間の際に演奏されているのだろうか

漫画などで船の仕事を描く際に良くラッパの演奏で船員さんが起床するシーンがあると思うのですが、トランペットのソロを聴くとそんな雰囲気が伝わってきました。後ろの巨大なホーンはロックではベースにあたるリズムセクションを担っている感じでしたが小柄な女性が演奏しているのはなんだかんだで小柄でもさすが体力のある自衛隊員らしいなと感心してしまいました。

ボーカルのおねぇさんはMCも担当していました。

ボーカル曲は「かもめが飛んだ日」、ご当地ナンバーと言った感じですが若い人にはわかりづらいかもしれません。しかしなんだかんだで技術はしっかりしていました。こうして第7艦隊と自衛隊の演奏を続けて見ると何となく日米の違いが感じられて興味深かったです。

ランチタイム1日目~市場食堂で漬け丼を頂く~

1日目のランチタイムは実は良く行く市場食堂にて

さてそんな日米の名演後にランチと洒落込みます。1日目のランチは市場食堂で白身魚の漬け丼とたこわさと洒落込みました。三崎に近い横須賀だとマグロと考える方も多いかもしれませんが、こういったメニューもなかなか行けます。ここは横須賀中央でランチや夕食を食べる時には良く行くお勧めのお店です。お酒を飲むにも良し、ご飯を食べるのにもよしですので、横須賀中央でお魚系のメニューが食べたいと思った際はどうぞ

市場食堂@ヨコスカイチバン
市場食堂@Instagram

三笠通り~市境を超えてやってきた地元の大学生たち~

M Gospel Tokyo

続いては三笠通りに向かいます。三笠通りではゴスペルユニットM Gospel Tokyoのパフォーマンスが行われていました。ゴスペルユニットですがJAZZ/ロックの枠組みではJAZZになるようです。
さて演奏としてはメジャーなナンバーとしてはSeptember、手を振りながら楽しそうな感じがゴスペルのらしさを感じさせました。

M Gospel Tokyo
M Gospel Tokyo@Youtube

関東学院大学JAZZ研究部の演奏

続いては関東学院大学JAZZ研究部の演奏、関東学院は横浜市の大学と言うイメージですが、メインキャンパスが横須賀市との市境に近い金沢八景・金沢文庫と言う事で、横須賀に縁のある大学と言うイメージがあります。MCでも横須賀に遊びに行った話が出ていたのが微笑ましかったです。行政区域こそ違いますが横須賀を地元とする大学生たちの演奏、これからも横須賀で遊び活躍してほしいと思うばかりです。

関東学院大学JAZZ研究部

YOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVAL中央駅前会場~若者たちの演説(パフォーマンス)~

繊細なラブソングがウリのはせとも。

さて続いては市長の肝いりで同時開催されたYOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVALの中央駅前会場へ、会場では「歌うたいのバスケットボーラー」ことはせとも。のライブ、多分ロックのジャンルに入ると思うのですが、繊細なラブソングが多かったです。

はせとも。@HR MUSIC
はせとも。@Youtube

リクルートスーツにアコースティックギターと言ういで立ちが特徴のうぴ子

続いてはリクルートスーツにアコースティックギターと言ういで立ちが特徴のうぴ子のライブ、なんと言うかスマホのある時代の若い人の魂の叫びと言う言葉がぴったりのソウフルなボーカルが印象的でした。そして彼女のいるステージが市長選挙の際に上地市長が最後の演説をした場所なのを思い出しました。政治家であると同時にロッカーと自分を定義づける市長にとって、多分ロックのパフォーマンスと政治的な演説は同じ位相にあるもので、そして彼にとって最高の華舞台であった場所で若い人にパフォーマンスをしてほしかったのだろうなと思いながら2人のステージを眺めていました。

うぴ子 OFFICIAL
うぴ子@YOUTUBE

イルミネーション点灯

そしてそんなうぴ子のステージ中にイルミネーションの点灯イベントがありました。彼女とファンのカウントダウンでイルミネーションが点灯され盛り上がるというのはなかなか粋な演出でした。

JAZZパレード~JAZZがどぶ板を練り歩く~

汐入駅前からスタート

さて2日目はJAZZパレードからスタートします。このパレードでは早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブによるパレードです。1日目の自衛隊を思わせるブラス編成となっていました。
早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブ

どぶ板通りを巡る

さてパレードはまずどぶ板バザール中のどぶ板通りを陽気なナンバーを奏でながら巡ります。後ろからはギャラリーが続き、場所によっては大行列となっていたのが印象的でした。

どぶ板通り

艦マニアの前でミニライブ

そして歩き続けると思いきや、どぶ板通りの入口にある艦マニアの前でミニライブを行いました。トランペットのソロもあり、なかなか頑張っています。艦マニアはアニメの聖地巡礼イベントなどでも積極的に参加しているので巡礼時にお土産を買ったという方も多いのではと思います。

艦マニア
電車とバスでGo!その9~1980年代の横須賀を探す~シェンムー聖地巡礼

投げ銭ライブも行われたホテルニューヨコスカ

さてパレードはホテルニューヨコスカの前を通ります。このホテルニューヨコスカでは夜の時間帯には投げ銭ライブも行われました。東京に近いので日帰りで訪れる人も多いと思いますがディープな横須賀を味わいたければどぶ板通りに隣接しているのでお勧めできるお宿です。

ホテルニューヨコスカ

三笠ビル商店街入口の大時計の前、トモダチジャズのポスターと共に

どぶ板通りを抜けて三笠ビル商店街入り口の大時計の前でもミニライブが行われました。ここはバスの通りが多いので雑音も多いですが、一方で横須賀の街を行く人たちが足を止める場所です。後ろにはトモダチジャズのポスターもあるという中々写真を撮る身としては有難い設定でした。

三笠ビル商店街

サックスプレーヤーのベンチを横目にラストスパート

さて最後はバス通り沿いに横須賀中央駅へ向かいます。その道中には横須賀のJAZZ名所とも言えるサックスプレイヤーのベンチがあり、大学生たちにとってもこのベンチは珍しいのか皆で注目しながら進んでいました。初めて見たパレードでしたが特にどぶ板通りでの陽気な大名行列はなかなかな見物でした。

ランチタイム2日目~隠れた名店でとんかつを頂く~

文字通り隠れた名店でとんかつを頂く

さて2日目のランチは1駅分歩いた後と言う事もありボリュームが欲しくなりやなせ本店でとんかつと洒落込みました。きちんと作られたお味噌汁も含め昔ながらの少しリッチな停職と言った感じで、当然とんかつの方も美味しかったです。上のお店の写真にある様に本当に細い路地にあるお店ですが、なかなかあたりでした。

やなせ本店

リドレ横須賀~手廻しオルガンこれも横須賀のJAZZなのです。~

手回しオルガン Kino Asaの演奏

さてお腹もいっぱいになったところでパフォーマンスに戻ります。やなせ本店にもほど近いリドレ横須賀前のステージではKino Asaさんによる手回しオルガンのパフォーマンスが行われていました。上の楽器は紙芝居付手廻しオルガン、演奏する曲の巻物を読み込ませて手廻しで音声を奏でます。一番下のふいごで空気を送り込み真ん中の笛で音声を奏でる仕組みです。そしてその空気の有効活用か人形やかごの鳥が躍る様相も見る事が出来ました。何と言うかメルヘンで穏やかなパフォーマンスでほのぼのとしてしまいました。これがJAZZかと疑問を持たれる方も出来ませんが、これが横須賀のジャズなのです。

てまわしオルガンキノ

YOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVAL三笠公園会場~おっさん達の生活から生まれるJAZZ

2023年7月末に運転終了した音楽噴水跡地がステージ

さて続いては三笠公園会場に、YOKOSUKA JAZZ ROCK FESTIVAL三笠公園のステージは長年親しまれて来たものの7月末で運転終了した音楽噴水の跡地でした。三笠公園のステージとしては海に向かった少し小ぶりなステージがあり、公園の芝生から見るのも中々なものですが、こちらはステージも大きく、背景も中々な雰囲気があります。

練習後の飲み会の為に結成されたよっぱーずの演奏

さてこちらのステージではその大きさを生かしてビッグバンドによるJAZZ演奏がメインでした。まずは家族の目をかいくぐって飲み会をするために演奏活動をはじめ、演奏活動が本当である事を証明するためにためにイベントに参加するというよっぱーずの演奏、なんと言うか普通に働いている人達が生活の中で時間を捻出して生活の楽しみとして行っている音楽としてのJAZZが見れるのがこのイベントの魅力に感じます。

ソロもしっかりと行います。

MCでは茶化しているのですが、実際きちんとイベントに出て演奏できるという事では、やはり相応の練習を行っている訳で、仕事や家の事をこなしたうえで、時間作ってやっているんだなぁと思うとビッグバンドの豊かさを斜め上の目線から感じて今いました。

メイナード・ファーガソンのカバーバンドMF Tribute Bandによる演奏

続いてこの会場のトリとなるMF Tribute Bandによる演奏です。このバンドはメイナード・ファーガソンの音楽を愛するプレーヤーたちによって2005年7月に結成されたバンドであり、ファーガソン本人から公認されたバンドとして横浜を拠点に活動しています。

リーダーによるソロ

さすがにアーティスト公認のコピーバンドだけに気合の入った演奏が見られました。

奇抜なビジュアルのパーカッションも多様な楽器を演奏して演奏を支えていました

また奇抜なビジュアルのパーカッションもコンゴだけでなく様々な楽器を堅実に演奏し、パフォーマンスを下支えしているのが印象的でした。

多彩なソロも印象的でした。

それだけでなくホーンを中心とした多彩なソロも素晴らしかったです。実際にトリを飾るにふさわしい演奏でした。

MF Tribute Band@斑尾ジャズ

投げ銭ライブ@Kent倶楽部~JAMセッションで味わうJAZZと言うコミュニティの濃厚な魅力~

どぶ板通りのJAZZ Bar Kent倶楽部

さて今回は夜の部とも言える投げ銭ライブも行われました。その中でどぶ板通りのKent倶楽部にいってきました。

こぢんまりとしているが、アットホームな店内

店内はこじんまりとしていますがなかなかアットホームな雰囲気、ただこの日はイベントだけにすごい混雑でした。写っているのは日本人ばかりですが、カメラの死角にはアメリカ人もいました。

スペースがないのでピアノは店舗側、グランドピアノの上はテーブルとなっています

このお店の面白さはピアノの位置、なんとグランドピアノがカウンターのテーブルの下に配置されていて店員さんが外に出る際はピアノの椅子の後ろを通る事になります。

Kent倶楽部@食べログ

演奏の光景、ホーン、ギターのメインメンツ(?)とピアノを中心としたメンツが対角線上に

そうして演奏が始まります。この日はJAMセッション、楽器を持ってきた演奏者が演奏すると決まった曲に演奏で参加する形となります。ここでは赤いジャケットが粋なお爺さんがメインと相成り、おねぇさんもボーカルで参加していました。またこの日のメインは頭にバンダナをまいたギタリストの杉本篤彦がスペシャルゲストで参加していました。

杉本篤彦
杉本篤彦@Youtube

とある曲でクラリネットのお兄さんとSaxのおじさんが競合、先にクラリネットのお兄さんが参加し、その後仲良くSaxのおじさんも参加

とあるナンバーではクラリネットのお兄さんとSaxのおじさんが同時に同じ旋律で参加しようとして結局クラリネットのお兄さんが参加しました。ちなみにSaxのおじさんは次の曲に参加していました。各地でJAZZ喫茶やJAZZバーのようなものがなんだかんだ生き残ったのは単に聴く音楽なだけでなく、こうして楽器を弾くことで参加する音楽であり、音楽を通じて老いも若きも男も女も参加するコミュニティと言う側面があるからなのかもしれません。単にステージで演奏される音楽をお客さんとして聴くだけでなく、こういった狭い濃厚な場で演奏で参加したり、コミュニティへ参加する事で濃厚な時間を過ごすという側面があったからなのではと感じます。夜の横須賀でお酒やコーヒーを片手に遅い時間までJAZZと言う音楽を肴に濃密な時間を過ごすのも悪くない、そんな感情を抱きつつこのJAZZのお祭りを後にしました。

エピローグ~横須賀のイルミネーションを少し見ていく

中央駅前通りのイルミネーション、フォトコンテストも実施されます。

さてJAZZを味わった2日間でしたが、最期にエピローグ的に横須賀のイルミネーションも見てきました。ちなみに時系列的には11月4日の1日目になります。まずは中央の駅前の横須賀中央大通り、Yデッキ上から展望してみました。ターミナル駅のメインストリートと言う定番パターンですが、横須賀の場合、人通りが比較的あるのでぬくもりを感じます。また現在この大通りのイルミネーションフォトコンテストが行われていますので興味のある方はどうぞ

横須賀中央大通りイルミネーション
横須賀中央大通りイルミネーションフォトコンテスト

汐入駅前のイルミネーション

続いては汐入の駅前、こちらはメルキュールホテル等比較的新しい建物が多いせいか、綺麗な感じがします。

ENJOY!夜スカ!~イルミネーション&ナイトクルーズ~の一環で行われたコースカの幻想的なイルミネーション

続いてはコースカ、こちらはENJOY!夜スカ!~イルミネーション&ナイトクルーズ~と言うイベントの一環でイルミネーションが行われました。該当も相まってなかなか幻想的で恋人のいる方は一緒に来ても面白いかもしれません。コースカでは他にクリスマスツリーやプロジェクションマッピングなども行われますのでそちらもお楽しみどうぞ

ENJOY!夜スカ!~イルミネーション&ナイトクルーズ~
2023コースカクリスマスツリー&プロジェクションマッピング

ヴェルニー公園を中心とした港の夜景

またイルミネーションではないですが港の夜景も良いものです。写真のヴェルニー公園では2024年2月までイルミネーションが行われ、カウントダウンイベントのメイン会場にもなりますのでそちらもお楽しみに。

よこすかカウントダウン2024
ヴェルニー公園「横須賀ウインターイルミネーション」

如何だったでしょうか?昼も夜も充実した今回のトモダチJAZZレポート、特にJAMセッションなどディープな横須賀の魅力が届き、京急・横須賀線でよこすかを尋ねるきっかけになって呉れたら幸いです。

今回訪問先に行くのにお得なキップ

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デジタルよこすか満喫きっぷ

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電車とバスで行ってみたその5:デジタルみさきまぐろきっぷで巡る女神のカフェテラス聖地巡礼スタンプラリーin三浦 20230629

アニメ2期放映決定、嬉しい事です。

人気コミックス『女神のカフェテラス』のテレビ放送開始(令和5年4月7日~)を契機とし、作品の舞台となった神奈川県三浦市を巡るスタンプラリーを開催します。

スタンプを5つ集めると参加賞をプレゼント!

​また、Twitterで投稿すると特別参加賞が当たるチャンス!!

​アニメに、漫画に登場する場所を探しに行こう!

女神のカフェテラス聖地巡礼スタンプラリーin三浦より

さて、2023年4月京急沿線でもある三浦海岸が舞台となった人気コミックス『女神のカフェテラス』がアニメ化され、5月から8月まで舞台である三浦海岸を中心とした三浦市では聖地巡礼イベントとしてスタンプラリーが行われています。そこでスタンプラリー対象地域をカバーする「デジタル版みさきまぐろきっぷ」を片手に参加してまいりました。『女神のカフェテラス』の聖地に関してはこちらでも取り上げていますので興味のある方はご覧になってください。

TVアニメ「女神のカフェテラス」
女神のカフェテラス聖地巡礼スタンプラリーin三浦
『女神のカフェテラス』聖地巡礼スタンプラリーin三浦 大好評開催中!! 8月31日まで!!@週刊少年マガジン
「女神のカフェテラス」聖地巡礼スタンプラリー in 三浦@マホロバ・マインズ
電車とバスでGo!その11~女神のカフェテラスの聖地三浦海岸を少し歩く~
女神のカフェテラス 聖地巡礼フラバーのふらふらアニメ聖地巡礼
女神のカフェテラス -三浦編-とある大人の備忘録 聖地巡礼編
女神のカフェテラスの聖地巡礼#1はいみどりの世界

みさきまぐろきっぷとは

今回の旅の相方

まず今回の旅のお供であるデジタルみさきまぐろきっぷについて少し見ていきましょう。
デジタルみさきまぐろきっぷとは
・京急の各駅(泉岳寺駅除く)から~三浦海岸駅の京急線の往復乗車券
・三浦海岸駅~三崎口駅の京急線1日乗り放題(三崎口駅以外全駅で購入可能です。)
・指定された京急バス1日乗り放題
・きっぷ加盟店でのお食事(1回)
・きっぷ加盟施設、モビリティの利用あるいはお土産(1回)
が出来る切符です。簡単に言えば京急線・京急バスを使って三浦海岸・三崎港を中心とした三浦地区のグルメ日帰り観光を行うのに便利な切符と言った感じです。

横浜から乗車し、聖地三浦海岸へ向かう

自動改札からの入場が出来ない為、ご案内カウンターに切符を見せて通ります。

さて今回は横浜駅から向かう事とします。デジタル乗車券は自動改札を通れない為ご案内カウンターの方に切符を見せて一番右側の改札から駅に入ります。ちなみに品川駅での入場のやり方は下記も参考にしてみてください。

電車とバスでGo!その6~デジタルよこすか満喫きっぷで行くMEGURU PROJECT~

平日は都営線からの特急列車が三崎口方面へ直通、快特で久里浜で乗り換えも可能です

平日昼間に横浜から三浦海岸へは上の都営線からの特急電車が直通しています。ただし京急久里浜駅で泉岳寺・品川駅からの快特が接続しているので快特で京急久里浜まで向かい、京急久里浜で乗り換えるというのも手で、今回はその乗り継ぎで三浦海岸で向かいました。

三浦海岸駅~改札を出る前から始まるスタンプラリー~

まぐろきっぷのコーナーにてスタンプラリーのラリー帖をゲット

さて電車から降りたので改札口に向かうと今回の相方であるみさきまぐろきっぷのコーナーがあります。さすがにデジタルきっぷも出すだけあって京急が気合を入れている様子が見て取れますが、そこにありました、今回のスタンプラリーのラリー帖です。「女神のカフェテラス」の5人のヒロインたちのウェイトレス姿が実にキュートです。と言う事でラリーのスタートの為にゲットします。中にはちょっとした聖地MAPもあり聖地巡礼がはかどりそうなので、スタンプラリーに参加しなくても聖地巡礼のお供として手に取ってみるのも良いと思います。

改札内にはヒロイン月島流星(声優:山崎綺)のサイン付きのパネルとスタンプが

さてラリー帖ゲットで改札を出る…訳ではなく改札内には早速スタンプがあります。ヒロインの1人である小悪魔系女子大生月島流星の声優山崎綺さんのサイン付きのパネルが目印になります。各スタンプの箇所は同様に声優さんのサイン付きのヒロインパネルがありました。早速ここで月島流星のスタンプをゲットしました。

有人改札口にはこんな装置が

さて色々寄り道しましたが、そろそろ改札から出たいと思います。デジタルきっぷを見せる為に有人改札口に入るとこんな装置がありました。どうやらバーコードを読み取らせて確認する装置のようです。

垢丸の箇所を押すとバーコードが出ます。

デジタルきっぷを見ると右の赤丸の箇所にバーコードっぽいマークがあるのですがそこを押してバーコードを出し上の装置で読み取ります。駅員さんの案内の下、操作を行い無事切符を確認して改札の外に出る事が出来ました。

駅の外はアニメでは桜まつりの会場ですがさすがに6月だと

さて改札を出ると今はのんびりした風景ですが4月には桜まつりの会場となる駅前広場があります。アニメでも出てきた箇所なので少しまったりするのも乙です。

第19回三浦海岸桜まつり(2023年2~3月実施)
「 春の便り 三浦海岸 河津桜が見頃に! 」 2022@4travel

添いぐるみと言う新しい聖地グッズにびっくり~マホロバマインズ&三峯神社~

マホロバマインズ、入口には幟も

さてまずはメイン会場とも言えるマホロバマインズへ向かいます。玄関横には5人のヒロインの幟もあり雰囲気を盛り上げます。今回は丁度無料の送迎バスが止まっていたので利用させていただきました。駅前のバスターミナルから出ているので訪問の際は利用してみるのもよいかもしれません。

カフェ&バー Rita Cafe(リタカフェ)にはユニフォームの展示が

さてスタンプの会場に向かいます。マホロバマインズのスタンプの場所はカフェ&バー Rita Cafe(リタカフェ)、入り口にはヒロインたちが劇中で身に着けるユニフォームの展示があります。

ヒロイン幕澤桜花(声優:青木瑠璃子)のスタンプコーナー

そしてここでのスタンプは幕澤桜花、メイン会場らしく5人でのポスターでセンターとなっているメイン(?)ヒロインです。ファッション系の専門学生で劇中で先のユニフォームのデザインを行っています。当然ここでもスタンプをゲットします。

添いぐるみ

そして店内に入りアイスコーヒーを注文し一休憩後ぬいぐるみのあるコーナーへ向かいます。これは添いぐるみと言うらしく一緒に写真などをとって楽しむものです。本当はまぐろきっぷの「まぐろまんぷく券」を使ってランチを食べる予定だったのですが13:30過ぎていたため対象のレストランが閉店となっていました。もしこの記事を読んで訪れる際はランチは早めにすることをお勧めします。

まほろばマイン内にある三峯神社

そしてマホロバマインズの聖地としてはここは外せない三峯神社に向かいます。ここは劇中では主人公と月島流星がカフェファミリアを再開する前の営業活動の帰りに参拝に行く神社です。

月島流星に習っておみくじを

そしてヒロイン月島流星に習っておみくじを引いてみます。主人公の様に可愛い部下がいないのが寂しいところです。

マホロバ・マインズでは「女神のカフェテラス」とのコラボ宿泊プランやオリジナルグッズもありますので泊まりで訪れてみるのも面白いと思います。

マホロバ・マインズ
三浦海岸が舞台のアニメ【女神のカフェテラス】とコラボ!聖地巡礼に@マホロバ・マインズ

回転ずし海鮮~地元民御用達の回転ずし(?)で少しリッチにランチ~

地元でも知る人ぞ知る回転ずし海鮮

さてマホロバマインズで食べ損ねたランチはこちらで頂く事とします。回転ずし海鮮地元でも「美味しい回転ずし」として知られたお店です。回転ずしと言っても例えばスシローの様な気軽なお店ではなく少し高めなお店ですが、こういった「少し高めな回転ずし」ってここ最近減った様な気がするのは気のせいでしょうか?

まぐろまんぷく券にて丸ごと三崎づくし

さてみさきまぐろきっぷのまぐろまんぷく券を使ってランチと洒落込みます。海鮮では「丸ごと三崎づくし」と言う専用のメニューとなります。見た目と異なりボリューム的にも満足度も高く、味の方も言うまでもない感じでした。

参考:廻転寿司 海鮮

海の家に思いをはせながら行く三浦海岸~三浦市観光協会

聖地巡礼の定番三浦海岸交差点から眺める三浦海岸

さてお腹も満たしたという事で三浦海岸に向かいます。聖地の定番とも言える三浦海岸交差点からの三浦海岸です。「女神のカフェテラス」では海の光景が描かれているのがうれしいところです。

三浦海岸の海の家(アニメ画像は公式サイト第8話「海の家!」より)

さて海では海の家の準備中でした。アニメ第一期の後半では海の家がメイン舞台として様々なエピソードが紡がれました。訪れた際は海開きの前でまだ営業をしていませんでしたが、アニメの舞台としての海の家のイメージを感じる事が出来ました。

幟とポスターでお出迎え、三浦市観光協会

さて次のポイント三浦市観光協会に向かいます。先ほどの海の家の場所から津久井浜方面に歩くと見えてきます。観光協会ではポスターと幟がお出迎え、観光協会でも積極的に取り組んでいるのが見て取れます。

ヒロイン鳳凰寺紅葉(声優:瀬戸麻沙美)のスタンプコーナー

と言う事でスタンプを押します。こちらのスタンプのヒロインは鳳凰寺紅葉、アニメではインディーズバンドのボーカルもやっているカフェのバリスタで主人公にコーヒーの入れ方を教える場面もありました。案内所の方の話だと基本的にそれなりに参加者は多く、土・休日の人は多く、男性だけでなく家族連れやカップル、女性のみのグループでの巡礼者も多いようです。

パネル展 開催中です。

また訪れた際はやっていませんでしたが夏休み期間中、女神のカフェテラスのパネル展示も行っていますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

アニメ「女神のカフェテラス」パネル展 開催!@三浦市観光協会

三浦義澄の武将印も購入

また三浦市では2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で有力御家人三浦氏の聖地だったからか武将印と言うのを販売しています。と言う事で三浦氏の棟梁である義澄の武将印を購入しました。またスタンプラリーをすべて回ってもらえる記念品との引き換えはこの観光協会か三崎港うらりマルシェのみで観光協会は17:30まで、うらりマルシェは17:00までですのでご注意ください。

参考
三浦市観光協会
武将印について@三浦市
電車とバスでGo!その5~2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」聖地を行く 三浦編~

元祖聖地でかぼちゃのチーズケーキを食す~カフェPOEM三浦海岸店~

ヒロイン鶴河秋水(声優:鈴代紗弓)のスタンプコーナー

続いてはアニメのカフェFamilliaのモデルとなったカフェPoem、お店に入らなくてもスタンプがゲットできるので先にゲットしておきます。こちらのスタンプのヒロインは鶴河秋水、最年少で空手部所属の女子高生、バトルシーンでの活躍の目立つヒロインです。

落ち着いた店内壁には「女神のカフェテラス」掲載紙マガジンとのコラボでの写真も

さて店内に入ります。店内は昔ながらの喫茶店と言う感じで、本棚にはきちんと「女神のカフェテラス」の単行本も置いてありました。また壁がちょっとしたコーナーとなっていて「女神のカフェテラス」掲載紙である週刊少年マガジンとのコラボイベントでミスマガジンのアイドルたちがヒロインのコスプレをしている写真が飾ってあります。

三浦・三崎思い出券を使ってかぼちゃのチーズケーキとアイスコーヒーのセットを

そしてここではみさきまぐろきっぷの三浦・三崎思い出券を使ってかぼちゃのチーズケーキとアイスコーヒーのセットを頼みました。ついでにコラボ商品である「ドリップバッグ5袋入り」も購入しました。本当は無料でステッカーもあったのですが声かけを忘れゲットし忘れました。かぼちゃのチーズケーキはなかなかの美味でした。
また写真撮影の際下記の配慮が必要との事でしたのでご注意ください。
①顔が映らないよう
②他のお客様への迷惑行為
③短時間でやめる事

参考
ぽえむ三浦海岸店が舞台に!大人気コミックス「女神のカフェテラス」ミスマガジンとコラボしました。@COFEE HOUSE POEMより

バスで三崎港へ移動

みさきまぐろきっぷのバス一日乗車券を使って三崎方面のバスへ乗車

さてうらりマルシェへ向かうのに三浦海岸駅に戻りバスに乗ります。三崎港行か剱崎経由三崎東岡行のバスで三崎港方面に向かえます。ちなみに先の観光案内書の方に聞いたところ「(電車・バスの待ち時間を考えなければ)三崎口まで電車で移動して三崎口からバスの方が早い」との事、この時は三崎口行きの電車が出た後すぐにバスが出る為バスで直行する事としました。時間帯によっては渋滞もありますのでその辺は注意して選択しましょう。

三浦海岸駅バス乗り場@京浜急行バス

三浦海岸駅から少し行った三浦観光バスでは電動アシスト付自転車等様々なモビリティがみさきまぐろきっぷで借りれます。

また三浦海岸駅から品川方面へ少し歩いた三浦観光バスではレンタサイクルなどのモビリティがみさきまぐろきっぷの三浦・三崎思い出券で利用可能です。レンタサイクルは電動アシスト付ですので坂の多い三浦・三崎でも使い勝手が良いです。
営業時間は9:00~17:00ですのでご注意ください。
レンタサイクル :平日1日、土休日3時間(1日1600円、3時間900円※チャイルドシート付もあり)
超小型BEVカーmy-mo(ミューモ):1時間(1,200円(税込)/1時間)
みうらリゾート トゥクトゥク:4人乗り6732円(7480円)、7人乗り9702円(10,780円)
※()内は普通にレンタルした時の料金

昨年リニューアルされた三崎港バス停と三崎港

さて三崎港に着きます。三崎港バス停は昨年リニューアルされ観光地らしい立派なものになっています。三崎港や三崎の街を見渡せます。この時は平日の夕方と言う事もあってのんびりとした感じですが、もう少し時間があったら泊まりで三崎の街を廻ったり、三崎のマグロや地魚に舌鼓を打つのもよいなと感じました。

うらりマルシェでゴールしました。

うらりマルシェにはレンタサイクルや遊覧船もあります。

バス停から少し行くとうらりマルシェとなります。うらりマルシェでは三浦海岸と同じレンタサイクルと遊覧船にじいろさかな号がありこちらもみさきまぐろきっぷの三浦・三崎思い出券で利用可能です。()内は普通にレンタル、利用した時の料金
レンタサイクル :平日1日、土休日3時間(1日1600円、3時間900円※チャイルドシート付もあり)
にじいろさかな号:9:00~15:10運行(1500円)

最後のスタンプのヒロインは小野白菊(声優:和気あずみ)

さてうらりマルシェで最後のスタンプを押します。スタンプは2階にあります。最後のスタンプのヒロインは小野白菊、キッチン担当で主人公の祖母にあたる先代マスターの味を引き継ぎ、新メニュー等を開発するシーンも目立ちました。

スタンプがたまったので参加賞のクリアしおりと引き換えました。

さて全てのスタンプが集まったので参加賞のクリアしおりと引き換えました。ちなみにスタンプの冊子は済のハンコをつけるだけなのでお土産に持って帰りました。スタンプの出来が思った以上に良いので部屋にでも飾ろうと思います。

1日の頑張りにご褒美、トロマンです。

さて記念品ももらったので1日頑張ったご褒美に桜花お勧めのトロマンでお祝いと洒落込みます。トロマンはうらりで出来立てのものが売っていたので購入しました。味はマグロ肉で作った肉まんと言った所、三浦の海を眺めながら食べましたが達成感もあって美味しさ3割ましでした。うらりマルシェは1階がおさかな館、2階がやさい館で三浦・三崎の美味しいお魚や野菜が買えますのでお土産を購入してみるのも面白いと思います。

参考
うらりマルシェ

オプショナルツアー~城ヶ島へ向かう~

城ヶ島行バスの白秋碑バス停から少し歩くと行けるのが城ヶ島公園

さてスタンプラリーもクリアしたので城ヶ島迄足を延ばしてみました。三崎港のバス停から城ヶ島行バスに乗り白秋碑バス停で下車して向かうのは県立城ヶ島公園です。

最終回で出てきたのはここ?

何故ここで城ヶ島公園に向かったかと言いますと、「女神のカフェテラス」1期最終回にて海沿いの公園でピクニックするシーンが出て来るのですが、それがここらしいとの事でしたので行ってみた訳です。そして公園の入口からずっと歩いて灯台を過ぎるとディティールは少し違ったのですが最終回に出てきた芝生の広場が現れました。見て見ると確かに「波高し」と言った感じでした。

バスの待ち時間に城ヶ島の名所に立ち寄る

さてどうせ城ヶ島に来たのでバス停の名前にもなっている白秋碑にも立ち寄ってみました。砂浜の中にたたずむ石の碑、そして少し視点をずらすと城ヶ島と三崎港を結ぶ城ヶ島大橋、なるほどバス停の名前になるだけの事がある光景だと感心してしまいました。

参考
城ヶ島公園
三浦市内の北原白秋の詩碑・歌碑@三浦市

みさきマグロ駅から上大岡行き快特で帰宅?

三崎口ならぬ三崎マグロ駅?

帰りは城ヶ島からは三崎口方面直通のバスがあるので三崎口駅に向かいます。駅名を見ると小さく「グロ」の文字があります。どうやら三崎口ならぬ三崎マグロ駅と呼ぶようです。2017年にみさきまぐろきっぷリニューアルの際にこの駅名看板に変更して好評の為6年経った今でも継続中との事です。

京急が三崎口を「三崎マグロ駅」にした理由@東洋経済2017/11/18

ある意味で三崎マグロ駅の象徴、オープントップバス(2021年)

ちなみにこの三崎口駅は三崎方面だけでなく荒崎や横須賀市のソレイユの丘等三浦半島西部へのバスの乗り換え拠点となっていています。その中で目立つのは写真のOPEN TOP BUS、城ヶ島方面への周遊バスです。OPEN TOP BUSもみさきまぐろきっぷの三浦・三崎思い出券で利用可能です。また三浦海岸、うらりと同様、電動アシスト付のレンタサイクルもありますのでうらりを先に回る場合など三崎口スタートと言うのも面白そうです。

三崎口駅バス乗り場
KEIKYU OPEN TOP BUS三浦:発車時刻10:30,12:30,15:00(1000円)
レンタサイクル :平日1日、土休日3時間(1日1600円、3時間900円※チャイルドシート付もあり)
小型EV・電動キックボードのマルチモビリティステーションを三崎口駅前に設置
・2024/2/29まで小型EV,電動キックボードをお得に使うキャンペーン中です。
小型EV:クーポンご利用で120分無料、以降通常料金、通常料金(税込):15分 220円
電動キックボード:エリア内のご利用は自動的に120分無料、以降通常料金、通常料金(税込):初乗り15分 250円、以降30分ごとに500円


※()内は普通にレンタルした時の料金

この日は事故があった為上大岡駅行き快特で帰宅

そして全行程を終え、帰宅の途に就きます。三崎口もとい、三崎マグロ駅からから快特に乗ります…が何故か上大岡行き、どうやら事故で上大岡以北は電車が止まってしまったようです。しかし上大岡駅到着前に復旧し無事に横浜駅到着、無事帰宅出来ました。

まとめ~次訪れる時は~

京急も推します~みさきまぐろきっぷでスタンプラリーを~@三浦海岸駅

如何だったでしょうか?取り敢えず次回訪れる際はステッカーをゲットするのは必須として、今度は三崎港で美味しいもの&街歩きなんてのも面白いなと思いました。またレンタサイクルを借りて自転車で巡って見るというのも面白そうかなとも感じました。スタンプラリーは8月いっぱいまで続きますのでこれを機にみさきまぐろきっぷで聖地巡礼がてら三浦海岸&三崎地区をまったり巡ってみるのはいかがでしょうか?

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電車とバスで行ってみたその4:20230219衣笠 High Free Fess2023と衣笠商店街、さかくら総本家

コロナ期も中断しなかったタフなイベント

さて昨年の三浦一族展に続き、再び衣笠商店街に行きました。はいふり・横須賀関連作品中心オンリー同人誌即売会である「衣笠 High Free Fess2023」、コロナ禍でも毎年実施されたタフなイベントです。

衣笠 High Free Fess
電車とバスで行ってみたその2:三浦一族展と衣笠商店街
#衣笠HFF@twitter

定期券やPASMO、高速バスの乗車券も買えます。@衣笠十字路案内所

さて衣笠商店街へはJR横須賀線衣笠駅下車でも可能ですが、バスで衣笠十字路バス停に向かいます。衣笠十字路バス停へは京急の横須賀中央駅、堀之内駅、京急久里浜駅、北久里浜駅、YRP野比駅等からバス路線が乗り入れています。イベント終了後ははいふりの聖地横須賀中央方面やスローループの聖地久里浜・浦賀・観音崎方面にはしごするにも便利な横須賀のバス交通のへそとも言えます。

電車とバスでGo!その4~アニメ放映5周年を迎えたはいふりの聖地を行く
電車とバスでGo!その7~アニメ「スローループ」の聖地を行く~

アニメ放映から6年経っても存在感があります

さて今回も衣笠十字路から衣笠商店街に参ります。商店街の入口にはこのイベントのきっかけとなったアニメハイスクールフリートの横断幕が掲げられています。アニメ放映から6年経ってもキービジュアルとなった衣笠山を中心とした衣笠の聖地を訪れた巡礼者たちを歓迎します。

商店街入り口近くにあるはらどけい

商店街入り口近くの水雷長西崎 芽依の立て看板のあるはらどけいで今川焼を購入し腹ごしらえと洒落込みます。なかなかの美味でした。

はらどけい

昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目された三浦一族の聖地としても健在です。

また昨年大河ドラマ鎌倉殿の13人で注目された三浦一族の聖地としても健在でした。新しい観光MAPも完成し、三浦大介義明、平六義村、和田小太郎義盛と言った三浦氏の主要人物の幟や各種の旗も引き続き見られ、衣笠城を中心とした三浦氏の聖地を訪れた人たちを歓迎する姿勢が見えるのは歴史好きの人たちにとっても盛り上がれることではないかと思います。

衣笠商店街
衣笠観光協会
電車とバスでGo!その2~2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」聖地を行く 大矢部編~

会場はパチンコ屋夢球殿2階イベント会場です。

さて商店街を抜けて会場に向かいます。会場は商店街の駅側の入り口近くのパチンコ屋夢球殿2階イベント会場、このイベントに関しては3年前にも訪れたことがありますが、その時もこの会場でした。

会場は売り手と買い手でごった返していました。

さて会場では売り手と買い手でごった返していました。中核となる作品であるハイスクールフリートが放映されたのが2016年である事を考えると7年経ってもファンたちがここまで集うのはすごい事だなと感じます。ある参加者の「衣笠に帰ってきたよ~!!」ツイートが何かを象徴しているように感じます。

まずは緑色でオーガニックな新刊がお出迎え

さて早速ブースを巡っていきます。ただブースに関しては製作者の顔が映らないようにと言う考えのもと撮影していますのでご注意ください。最初のブースではオーガニックな新刊がお出迎えしてくれます。ついでに当サイト的には敷かれている京急バスのタオルもポイント高かったです。内容は横須賀も舞台になったたまゆら聖地をゆるく散歩するもの、今後のサイト作成の参考にしたいところです。

すかじん
たまゆら

ブースを巡る

続いては漁火狐火およびずいずいずっころばし、しんめがね製作所漁火狐火はすてはらと言うはいふりの登場人物のゆるい日常を描いた4コマ漫画集、またずいずいずっころばしではライト本と言う文字通り懐中電灯などの電灯と言う意味でのライトを取り扱った作品でした。前に群馬県庁で行われた同人系のイベントで揚水発電に関する同人本を買ってそのインパクトに圧倒されましたが、それに次ぐものがありました。またしんめがね製作所は主人公艦晴風以外の艦の艦長を中心に書いた長本を購入しました。

漁火狐火関連
すてあ
はらう
ずいずいずっころばし関連
ズィー
しんめがね製作所関連
新眼鏡

歌楽屋提供の飲食コーナー、コーヒーとドーナツを頂きます

さて同人誌購入後はコーヒーブレイク、同人誌を読みながらコーヒーとドーナッツを頂きます。なかなかの美味で楽天Pay等の電子決済にも対応していて有難かったです。ここでは地元の歌楽屋さんが飲食を提供していました。ただ現状2件体制が厳しく4月末に一旦閉店し仕切り直す予定です。

ブースを巡る

コーヒーブレイク後またブースを巡ります。こちらはお目当ての本が売り切れていたブースです。こういった同人即売会では普段は漫画を売る事を生業にしていない人が多いものの、より多くの人達に自らの作品を知ってもらい頒布するための工夫が凝らされています。こういった工夫を見るのもなかなか楽しいものです。

みどりま


どこかで見たような…

さて食べてばかりですが、正式なお昼ご飯は衣笠の商店街に出てRakuyaにて頂きました。

立石志摩の立て看板がお出迎え、はいふりのちょっとしたコーナーもあります。

昨年三浦一族展でもお邪魔して侍所別当午前を頂いたお店ですが立石志摩の立て看板がお出迎えし、今回の衣笠 High Free Fess2023のポスターも含めはいふりのコーナーもあり、巡礼者にもお勧めできるお店です。

ハンバーグランチを頂きました。

そして昼ご飯はハンバーグのランチを頂きました。ボリューミーなハンバーグも中々の美味であり、きっと侍所別当が食しても満足していただけたと思います。

さかくら総本家のコーナー

さて衣笠 High Free Fess2023の会場に戻ります。この会場で最も大きなスペースを占めていたさかくら総本家のコーナーです。横須賀中央駅前のさかくら総本家は、コロナ前には土日祝日5階をファンが集うフリースペースとして開放していたのもあり、はいふりに限らず多くのアニメ聖地巡礼者を集める場所として巡礼者に知られる存在でした。そしてここのコーナーではそのスペースに集っていたファンたちによりそのスペースの遺産を公開していました。自分も書いた覚えもあるファンノートなどフリースペースの思い出に浸れたのはなかなか楽しい時間でした。楽しいついでに5年前になるのですが2018年のカレンダーなどを買い込んでしまいました。

さかくら総本家
さかくら総本家twitter
聖地巡礼さかくら総本家@はいふりWiki

最後に訪れたさかくら総本家フリースペースは亡くなったとは言え横須賀のアニメ聖地巡礼者にとって欠かすことのできない場所であることには変わりないです。

さてこの辺で会場を後にし、横須賀中央駅までバスで向かいます。そしてさかくら総本家で自分へのお土産として名物の五十六どら焼きを購入しました。このどら焼きははいふりで出て来る猫の五十六(由来は山本五十六と思われる)をモチーフにしたどら焼きで少しお高めですがボリューミーで満足度の高いどら焼きです。またフリースペースは閉鎖されましたが店内にははいふりやスローループをはじめとする横須賀を舞台とするアニメのポスターやグッズなどがあふれ、作品をモチーフとした各種グッズやオリジナルお菓子が買える横須賀のアニメ聖地巡礼者にとって一度は訪れて損のない場所です。そして何よりもコロナで閉鎖されたとはいえ、ファンが集う楽しい場所、時間を提供してくれた事がこのようなイベントが出来、続いた一つの理由かなと思い感謝の気持ちを以て最後に立ち寄ってみました。

在りし日のさかくら総本家のはいふりフリースペースにて

如何だったでしょうか?このような、はいふりをはじめとする横須賀を舞台としたコンテンツのファンが集まるイベントが出来、コロナ禍の厳しい時期にも続いたのは素晴らしい事だと思います。ただスローループや鎌倉殿の13人のファンももっと参加したらもっと素晴らしくなるだろうなとも思います。もしかしたらこのサイトをネタに参加する日も来るかもしれません。その時は生暖かい目で見守って下さったら幸いです。

アクセス

鎌倉まで1本で行けるJR横須賀線衣笠駅

京急横須賀中央駅より
衣笠駅、長井、大楠芦名口、三崎口駅、三崎東岡、三崎港行バス衣笠十字路バス停下車

久里浜より
JR横須賀線衣笠駅下車

お得な乗車券他
三浦半島1DAY・2DAYきっぷ
内容:上大岡駅以北の京急線各駅~金沢文庫までの京急線電車往復+金沢文庫以南の京急線電車全線、京急バス指定路線乗り放題

三浦半島まるごときっぷ
デジタル三浦半島まるごときっぷ
内容:三浦半島2DAYきっぷの内容に+指定店舗で使えるグルメチケット、指定施設・お土産店で使えるチケットがついた豪華版です。

京急線・京急バス1日フリーパス
電車・バス:京急線全線および京急バス全線(空港・中距離バスを除く)が24時間乗り放題(PASMOで使用可能、泉岳寺駅では購入できませんのでご注意を)
値段:大人3,000円(税込)小児1,500円(税込)

三浦COCOON
内容:横須賀、三浦、逗子、葉山、鎌倉など、三浦半島地域の地元の方々と一緒に「COCOONファミリー」を結成し、三浦半島での様々なすごしかた提案を行うウェブサイトです。旅前における、三浦半島での体験アクティビティの検索から予約・決済、旅中における最適な移動手段やすごしかたの提供など、ワンストップで便利な観光体験を提供します。

参考:一日乗車券をもって横須賀・三浦半島へGo!!

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電車とバスで行ってみたその3:20221105横須賀トモダチジャズ2022

多くの人でにぎわいました。

さて今回は3年ぶり開催の横須賀トモダチジャズ2022、1日目である11月5日に行ってまいりました。新型コロナの影響で2020年度は中止、2021年度はオンライン開催となったトモダチジャズ、3年ぶりの開催を心待ちにしていたJAZZ好きや市民も多かったのではないでしょうか?

都営線からの快特、ダイヤ改正後は汐入に停車する特急に代わり横須賀観光には便利に?

さてアクセスはいつもの通り京急線横須賀中央駅より参ります。2022年11月ダイヤ改正前なので都営線からの快特も健在、ダイヤ改正後は特急となる列車も多くどぶ板通りやヴェルニー公園などは特急停車駅の汐入駅からのアクセスも増えそうです。

フェスに行く道すがら~JAZZおじさんの像~

サックスおじさん像

さてそんな横須賀のJAZZ FESであるトモダチジャズの会場に向かうわけですが、駅前のデッキには愉快なおじさんの銅像が3つほど立ち並んでいます。これは「サックスおじさん像」と言う像らしいです。

ベンチにたたずむSaxプレイヤーのオブジェ@横須賀中央駅バス停

音楽 戦後ジャズ発祥の地、横須賀
   音楽にあふれる、わくわくする街へ
戦後、宿舎で米兵向けに演奏していたことがきっかけとなり、横須賀にはジャズ演奏店が多くありました。そんな音楽にあふれる街を、もういちど。 ストリートライブや音楽イベントに遊びに行こう。

about yokosuka 横須賀市観光情報より

さて会場に行く道すがらには写真の様なSaxプレイヤーのたたずむベンチもあります。横須賀市は「戦後ジャズ発祥の地」をアピールしています。大きな米軍基地を抱える街でありそう言っても怒られないかなと思いますがいかがでしょう?

BIGBANDが語る豊かさ~LIDRE会場~

BIGBAND Marmalade Jam

さてトモダチジャズを巡ります。まず訪れたのは2016年にオープンした再開発ビルLIDRE会場、早速BIGBAND Marmalade Jamがお出迎えしてくれます。向かう道すがらでも演奏が聞こえるくらいのボリューム感あふれる演奏でした。
Marmalade Jam@Facebook

ラテン系ユニット、燃えろ!ラテンヤロー達の演奏

続いてはラテン系ユニット、燃えろ!ラテンヤロー達です。松岡直也のコピーバンドとして活躍との事です。ラテン系だけにパーカッションの多い編成で、太鼓をたたいたり鐘を鳴らしたりと賑やかな演奏でした。
燃えろ!ラテンヤロー達@twitter
燃えろ!ラテンヤロー達@Instagram

6788 Bigbandの演奏

ラストは6788 Bigband、6大学ビッグバンド連盟に所属する7バンド出身の88年卒業メンバーが集まっているビッグバンドだそうです。Vocalのきれいなお姉さんをはじめ確かな演奏で、Saxが多い編成なのか、個人的には一番の好みでした。
6788BigBand 横須賀トモダチジャズに登場です@Note

6788 Bigbandの演奏

さてLIDREのBIGBANDを見ていて思ったのは豊かさでしょうか、普段仕事していて、仕事が終わったプライベートの時間で音楽をやっている人の多さ、それは例えば普段も例えばLIDREの様なまちなかのステージや市内の飲食店でもこういった演奏を聴く機会も多いんだろうなと感じました。ちなみにこのLIDREのステージでは今回の様なお祭りだけでなく普段からLIDRE街角ライブを開催しているそうなので、もしやっていたら訪れてみるのも面白いかもしれません。
LIDRE横須賀@ヨコスカ街なかミュージック
LIDRE横須賀

横須賀ビールにて腹ごしらえ

横須賀ビール

さて演奏の合間にランチと洒落込みます。ランチで訪れたのは横須賀ビール、どぶ板通りの横須賀中央寄りにある、地ビールの味わえるお店です。
横須賀ビール
横須賀ビール(横須賀中央):店内で醸造したてのクラフトビールが飲める地産地消推しのお店。@ 今日も横須賀。

三崎まぐろ フィレカツ定食

昼間から地ビールと洒落込みたいところですが、そこはぐっとこらえて三崎まぐろフィレカツ定食を頂きます。とんかつやチキンカツはよく見ますが、マグロのかつと言うのが三崎に近い横須賀らしいメニューです。濃厚なデミグラスソースのかかったフィレカツはなかなかのもので、魚系のカツではなくフィレカツにふさわしい歯ごたえでした。ご飯やあら汁などはお代わり自由なのでボリュームを求める方にもご満足いただけるかと思います。横須賀満喫きっぷ等京急の一日乗車券とのコラボメニューのあるお店なので一日乗車券を使っての観光の際にもどうぞ
グルメ@三浦半島おトクなきっぷ
おトクなきっぷ@三浦COCOON
一日乗車券をもって横須賀・三浦半島へGo!!

どぶ板バザールとスカジャンお披露目会とトモダチジャズ~どぶ板通り~

どぶ板バザールと同時開催

さて続いてはどぶ板通りに向かいます。どぶ板通りの季節ごとのイベントどぶ板バザールと同時開催であり、蚤の市が行われていました。

市長や地元代議士も出席してのイベント

そしてステージに向かうとイベントをやっていました。横須賀名物として知られるスカジャン、そのどぶ板通りオリジナルデザインのものの発表会との事、少し怪しげなサングラスの人が挨拶をしていたのですが、この方が横須賀の上地克明市長です。また隣のネクタイとスカジャンと言う謎の組み合わせをしているのが小泉進次郎衆議院議員、そしてその隣の紫のスカジャンを着ているワイルドな人がスカジャン親善大使のプロレスラー望月ススム選手との事です。上地市長はロックバンドをやっているらしく、トモダチジャズと絡めた軽快なトークでした。個人的には同じくバンドをやっている群馬県知事の山本一太氏との共演を期待したいところです。

漢は背中で語る?

そして新しいデザインが披露されました。黒基調で背中には幟龍の刺繍のあるなかなかかっこいいデザインではなかろうかと思います。流石にお値段は張りそうですが、横須賀を訪れる際にこのオリジナルデザインのスカジャンで訪れてみるのも洒落ているのではないかと思いました。
どぶ板通り
望月ススム@twitter

男性トランペットと女性Saxの不思議な組み合わせのCaramel7

さてオリジナルデザイン発表会の後、発表会で見事な生ファンファーレで盛り上げて下さったCaramel7がそのままステージ演奏となりました。キーボードのペダルの音声が上手く取れないというトラブルもありましたが、きちんとしたステージでした。PAさん、プレイヤーさんお疲れ様です。ちなみに生ファンファーレ~ステージ前半ではトランペットの方も含め全員スカジャン着用と言う洒落た対応でした。
演奏は所謂ジャズと言うイメージとは違いますが、ブラスが多くテンポが速い為小粋な感じが良かったです。
Caramel7@twitter
Caramel7@Youtube

FUSION系のCacaoFiveの演奏

続いてはCacaoFive、FUSION系のバンドです。FUSIONと言っても分からないのであればF-1GRANDPRIXのテーマを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。ここはKEYBOARDが良い仕事していました。単なる電子ピアノでなくシンセ兼任と言った感じで音の厚みを補っていました。さて最後、F-1GRANDPRIXのテーマ「TRUTH」では皆が知っているので盛り上がったのが印象的でした。
CacaoFive@Youtube

コーヒーブレイク~街なかのJAZZスペースBlue in Green~

LIVEがウリのJAZZ BAR Blue in Green

さてここらでコーヒータイム、どぶ板通りと三笠通り商店街の中間にあるJAZZ BAR、Blue in Greenにお邪魔しました。

落ち着いた内装に小さいながらもライブスペースもあります。

お店の内装は落ち着いた感じで小さいながらもライブスペースが確保され、看板には夜のLiveの告知がなされていました。

コーヒーを頂く

そしてここではコーヒーを頂きました。何千円ものチケットを負担し一張羅で行くライブでなく、ぶらっと立ち寄って少しお酒やコーヒーを飲みながら楽しむライブと言うのも良いもので、特にまちなかで仕事帰りに寄り道しながら見れるというのが街の楽しみとして良いものです。

同じフロアにあるダイニングバーブライアン酒場と入口の階段

さて同じフロアには訪れた時には空いていなかったのですがダイニングバーブライアン酒場もあります。こちらもジャムセッションやライブも行われているようです。また両店は商店街の2階にあるのですがこちらの階段から上る必要があります。訪れる際はご注意ください。
Blue in Green YOKOSUKA
ブライアン酒場
横須賀でジャズを聴く@トモダチジャズ

来年は上地市長も参加できるか~横須賀JAZZの多様性を感じる三笠通り~

アコギとボーカルの男女アラフォーユニットgallop_pop

続いては三笠通りに向かいます。三笠通りではアコギとボーカルの男女アラフォーユニットgallop_popの演奏から見ました。この日見た演奏の中では一般的なJAZZのイメージから最も遠いユニットでした。見た目通りソウルフルのボーカルが印象に残りました。15年位前だったらイベントや街中でよく見かけたタイプの音楽に懐かしさを感じてしまいました。横須賀のJAZZイベントと言うとJAZZドリームを除くと幅広い音楽性のユニットが参加しているイメージがあり、その象徴的なユニットでした。きっと上地市長もバリバリのロックをやりながらも「これはJAZZです」と言えばトモダチジャズに参加できるかもしれません。
gallop_pop@Instagram
gallop pop@Youtube

ジャズピアノトリオの形を取りつつオリジナリティにこだわるインストバンドTHREE

続いてはジャズピアノトリオの形を取りつつオリジナリティにこだわるインストバンドTHREEの演奏、昨年12月にファーストアルバムをリリースし、Youtubeでも頑張っているトリオです。良く考えると今回のトモダチジャズで良くジャズバー、ジャズ喫茶などでみられるトリオ、カルテットと言うパターンはこのバンドだけだったような気がします。とは言え、オリジナリティにこだわると言うだけあって、無理にJAZZから外れることは無いとは言え、自分のやりたいことをやっているユニットだなぁと感じました。
THREE@twitter
THREE@Youtube

幅広い世代が集うYYB

最後に見たのはYYB、幅広い年齢層のメンバーを抱えるユニットです。この日のテーマは音楽による海外旅行と言った感じで「ナイトインチュニジア」等各国にちなんだナンバーを演奏していました。流石に日暮れに近い時間帯でしたが通りかかる人達が足を止め演奏に聞き入る光景はまちなかのJAZZフェスらしく、締めにふさわしいバンドでした。

飲み屋街に復活した老舗のJAZZ喫茶~BLUE NOTE~

Cabinと共に横須賀を代表するJAZZ喫茶であるBLUE NOTE、今は飲み屋街にひっそりとたたずんでいます。

この日最後に訪れたのはかつてtheCABINと共に横須賀を代表すると言われたJAZZ喫茶BLUE NOTE、かつては三笠通り商店街にあったお店が店主の他界などにより閉店の危機を迎えて、常連客の後押しなどがあり2012年に若松マーケットに移転開業しました。何となく海軍カレーの老舗魚籃亭を思い起こさせます。

JAZZ喫茶らしくレコードをフィーチャーした内装

JAZZ喫茶と言うと店主ご自慢のレコードコレクションですが、このお店ではレコードをイメージした内装にこだわりを感じます。メニューもレコードのジャケットをイメージし机にはレコードのジャケットとレコードが飾られています。そんな中、まったりとジャズを聴きながらコーヒーを頂く、と言うのは今の世の中なかなか贅沢な時間の過ごし方の様な気がします。

カウンターの裏にはレコードコレクションが

そんな贅沢な時間を過ごさせてくれるBLUE NOTE、今は夜間のみの開業となっています。会社帰りによるも良し、旅行中夕飯後にまったり過ごすのも良し、横須賀に来た際は訪れてみるのも面白いのではないでしょうか?
横須賀でジャズを聴く@トモダチジャズ
横須賀の名物ジャズ喫茶「ブルーノート」、若松町に移転-ファンの声に応え復活@横須賀経済新聞
横須賀中央「BLUE NOTE ヨコスカ」のんべえオヤジの単身赴任日記

気付いたらもうイルミネーションの季節

如何だったでしょうか?今年のトモダチジャズは終了しましたが来年のトモダチジャズやジャズを聴くのに横須賀を訪れようと思っていただけたら幸いです。

今回訪問先に行くのにお得なキップ

よこすか満喫きっぷ
デジタルよこすか満喫きっぷ

各駅からの発売額


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電車とバスで行ってみたその2:三浦一族展と衣笠商店街

三浦一族のふるさと

さて美術館に続き今度は商店街に行ってまいりました。三浦氏の武者行列を行っている事でも知られる横須賀市衣笠商店街です。横須賀美術館と同時期にこちらでも三浦一族の展示をはじめとする様々なコラボイベントをしているとの事で少し体験してきました。

「三浦一族」企画展
7月15日(金)、9月3日(土) 山城ガールむつみさんギャラリートーク開催!
三浦一族×衣笠商店街コラボキャンペーン(~9/4)
電車&バスでGo!その2~2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」聖地を行く 大矢部編~

定期券やPASMO、高速バスの乗車券も買えます。@衣笠十字路案内所

さて衣笠商店街へはJR横須賀線衣笠駅下車でも可能ですが、バスで衣笠十字路バス停に向かいます。衣笠十字路バス停へは京急の横須賀中央駅、堀之内駅、京急久里浜駅、北久里浜駅、YRP野比駅等からバス路線が乗り入れています。
例えば満昌寺などのある大矢部地域や和田氏の本拠地の和田地域からもバス一本でいく事が可能であり、特別展を実施している横須賀美術館からも横須賀駅行きのバスで堀内バス停まで行って衣笠駅行に乗り換える事でアクセス可能です。

衣笠十字路バス停から衣笠商店街に向かう

アニメ版三浦水軍

さて衣笠商店街へ向かいます。商店街の入口では可愛らしいアニメの女の子たちの横断幕に迎えられます。これは2016年に放映されたアニメハイスクールフリートのキービジュアルが近くの衣笠山公園だった関係で訪れるファンを歓迎するという意思表示なのでしょう。実際ファンによる同人イベントや、商店街でも様々なイベントが行われました。更にアニメ放映から6年経ってもこうやって横断幕があるのを見るとファンと良い関係を築いているのかなとも感じます。

電車とバスでGo!その4~アニメ放映5周年を迎えたはいふりの聖地を行く

三浦四天王の幟

さて商店街を進んで行きます。道の脇には「鎌倉殿の13人」でも活躍する三浦義村、和田義盛、三浦義澄の3者に加え三浦大介義明の4人の名前と家紋が入った旗がはためいています。「鎌倉殿の13人」では出番のなかった三浦大介義明公ですが地元での存在感は大きいです。齢89歳での衣笠城合戦での奮戦、玉藻前退治と言う半分伝説の様な妖怪退治での活躍など、彼が戦国時代の人間であればゲームなどで有力なキャラクターとしてもっと知名度が上がったと思われます。

鶴は千年、亀は万年、三浦の大介百六つ

頼朝はその功に報いるために、義明の十七回忌に列席し、「生きていたら義明は106才であったものよ」と語ったとも伝わります。そのことから、義明の享年89に17を加えた「106」と言う数を歌った「鶴は千年、亀は万年、三浦の大介百六つ」と言う歌が長寿と繁栄を祝う数え歌として広まりました。

「三浦一族の歴史-横須賀から全国へ 歴史を彩った名族-」冊子P27より

またもう少し進むとこんな飾りも見えます。源頼朝が義明の17回忌に出席した際の言葉がもととなっている数え歌ですが、義明の長寿と武勇は後の世の中にも知られる事となったと思うと地元民としては鼻が高いです。

三浦一族展を見る

幟は三浦大介義明

そうして三浦一族展会場に到着しました。幟は三浦大介義明、「鎌倉殿の13人」で活躍した三浦義澄の父、和田義盛、三浦義村の祖父と言う事でドラマに出ない分地元民は大将として立てているように見えます。

鎌倉殿の13人でおなじみの3人の鎧

さて会場に入るとまず出迎えてくれるのは「鎌倉殿の13人」で活躍する三浦義澄、和田義盛、三浦義村の3人の鎧兜、これは今年は中止になってしまいましたが2年おきに衣笠商店街で行われる三浦氏の武者行列で使われるものです。ここ最近はコロナでご無沙汰ですが復活の暁には佐藤B作さんや山本耕史さん、横田栄司さんの雄姿が見られることを楽しみにしています。

三浦氏人物列伝

続いては三浦氏の人物列伝、三浦大介義明、義澄、義村、和田義盛の4人に加えて佐原義連も加わっています。ついでに義村の下には彼の愛娘である矢部禅尼の紹介もありました。衣笠城合戦の活躍もありますが、鎌倉幕府成立時に活躍した主要人物の父・祖父である義明、源平合戦時三浦氏を取りまとめた義澄、三浦氏で最も高い地位である侍所別当となった和田義盛、その知略で三浦氏の全盛期を築いた三浦義村、鎌倉時代後期以降の三浦氏の嫡流となる佐原氏の開祖とも言える佐原義連、そして三浦氏生き残りのキーパーソンとなった矢部禅尼とオールスター感の強いメンツとなっております。

真田義忠と朝比奈義秀

そして続いて出て来るのは真田義忠と朝比奈義秀、真田義忠は岡崎義実の息子で石橋山の戦いで討ち死にした武将です。真田さんの親が岡崎さんと言うと戦国時代の真田氏と岡崎の大名の関係を考えると違和感を感じてしまいます。朝比奈義秀は和田義盛の息子で朝比奈切通しを一日で切り開く等怪力で知られた武将です。別の所でも書いているのでそちらも参照ください。

電車&バスでGo!その8~2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」聖地を行く~ 鎌倉・金沢編~

こんな可愛らしい(?)人形も

そして会場にはこんな紙人形もありました。衣笠城合戦の頃と考えると89歳、日本でここまで高齢の普通の人間の紙人形は珍しいですが、やはり地元民の愛着を感じます。
他の展示としては三浦氏に縁のある寺社や仏像、三浦氏の各人物の居城マップなど三浦氏の分かる資料も豊富でした。また地元の書店三雄堂書店の企画で三浦義明の退治した九尾の狐の生まれ変わりの狐の話を作っているのですがその狐の名前の募集もやっていました。もし興味のある方は応募してみてください。ちなみに私は「ひろつね」と言う名前で応募してみました。また9月3日に山城ガールむつみさんのトークショーもありますのでお楽しみに

不思議なキツネ ○○○のおはなし
三雄堂書店
7月15日(金)、9月3日(土) 山城ガールむつみさんギャラリートーク開催!

歴史クイズラリーきぬさんぽで巡る衣笠商店街

クイズラリーに参加しました

そして続いて商店街が主催しているクイズラリーきぬさんぽにも参加しましてみました。商店街の12か所にあるクイズを探して回答を書いて応募すると参加賞及び抽選で豪華賞品がもらえるというものです。訪れた日の翌日からは別の商店街ラリーもスタートするとの事なのでそちらもよろしくお願いします。

歴史クイズラリー【きぬさんぽ】
三浦一族×衣笠商店街コラボキャンペーン(~9/4)

クイズ参考例

さてこのラリー最初に貰える冊子にクイズのあるお店が書かれているのですが、あくまでそのお店の周辺に問題があります。例えばお店の前の掲示板だったり、お店の前面でなく横側であったり、なかなか探すのも面白かったです。

駅前のかながわ信用金庫にて

さてクイズラリーで街を歩いて見るとなかなかいろいろなものが見れました。上の写真は駅前のかながわ信用金庫での三浦氏主要武将の紹介、何故か筆頭は山城ガールむつみさん、三浦一族展もそうですが彼女の活躍ぶりのすごさに感心してしまいます。

洋食や・カフェバーRakuyaにてランチ

さてその最中、洋食や・カフェバーRakuyaにてランチと洒落込みました。きっと出陣メニューの1つと思われる侍所別当飯を頼んでみました。武勇に優れた和田義盛らしからぬぱっと見可愛らしい感じですが、2つのハンバーグが意外にボリュームがあり、「鎌倉殿の13人」での可愛らしさを備えつつ武ばったところで皆勤賞の和田義盛のイメージが盛り込まれたランチと言えます。隠れがちな野菜部分も意外にあり、五穀米のおにぎりもおっさんにとっては有難がったです。

注文してから揚げるので揚げたてで美味しい横須賀コロッケのカレーコロッケ

また12番目のクイズの箇所の近くの横須賀コロッケではカレーコロッケもいただきました。注文してから揚げるので揚げたてで美味しかったです。衣笠商店街に来るといつもお客さんが多く、衣笠商店街の名物メニューです。もし訪れた際はぜひどうぞ!!

参加賞のミネラルウォーター、若き日の義明公?

さて全問解答後には三浦一族展の会場で解答を応募すると上のミネラルウォーターをもらいました。冷えたミネラルウォーターは商店街を歩き回って汗をかいた体に優しかったです。

まとめ

衣笠厄除地蔵菩薩

如何だったでしょうか?近隣の人も利用する商店街なので制約もあるとは思いますが、それでもコロナで厳しい中、大河ドラマの主要キャラクターの聖地として頑張っているのが見て取れました。また三浦一族展の監修を行った三浦一族研究会副会長でもある山城ガールむつみさんの頑張りも大きかったのではと思います。
ただ訪れた日がお盆休み期間だったのでしまっているお店も多かったのと、また商店街のスタンプラリーが始まる前だったのが残念でした。三浦一族展は9月4日までともうすぐ終わりそうですが、衣笠商店街自体が横須賀・三浦半島地区の三浦氏の聖地や鎌倉からも比較的アクセスのよい地域なので聖地巡礼のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

アクセス

鎌倉まで1本で行けるJR横須賀線衣笠駅

京急横須賀中央駅より
衣笠駅、長井、大楠芦名口、三崎口駅、三崎東岡、三崎港行バス衣笠十字路バス停下車

大矢部地区より
衣笠十字路行バス(大矢部3丁目・満昌寺)
衣笠十字路、横須賀駅行バス(衣笠城址)衣笠十字路バス停下車

鎌倉より
JR横須賀線衣笠駅下車

お得な乗車券他
三浦半島1DAY・2DAYきっぷ
内容:上大岡駅以北の京急線各駅~金沢文庫までの京急線電車往復+金沢文庫以南の京急線電車全線、京急バス指定路線乗り放題

三浦半島まるごときっぷ
デジタル三浦半島まるごときっぷ
内容:三浦半島2DAYきっぷの内容に+指定店舗で使えるグルメチケット、指定施設・お土産店で使えるチケットがついた豪華版です。

京急線・京急バス1日フリーパス
電車・バス:京急線全線および京急バス全線(空港・中距離バスを除く)が24時間乗り放題(PASMOで使用可能、泉岳寺駅では購入できませんのでご注意を)
値段:大人3,000円(税込)小児1,500円(税込)

三浦COCOON
内容:横須賀、三浦、逗子、葉山、鎌倉など、三浦半島地域の地元の方々と一緒に「COCOONファミリー」を結成し、三浦半島での様々なすごしかた提案を行うウェブサイトです。旅前における、三浦半島での体験アクティビティの検索から予約・決済、旅中における最適な移動手段やすごしかたの提供など、ワンストップで便利な観光体験を提供します。

参考:一日乗車券をもって横須賀・三浦半島へGo!!


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電車とバスで行ってみたその1:横須賀美術館特別展 運慶 鎌倉幕府と三浦一族

鋭い眼光がアイキャッチ

さて美術館と言う柄でもないですが、当サイトで何度も取り上げている「鎌倉殿の13人」に関する特別展と言うことで行ってまいりました。横須賀美術館の「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」特別展、と言うことでつたないですがちょっとしたレポートしていこうと思います。(2022/8/16読者から指摘があり駅名など一部記述を修正しています。)

開館15周年記念 800年遠忌記念特別展運慶 鎌倉幕府と三浦一族
電車&バスでGo!その2~2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」聖地を行く 大矢部編~

浦賀行き普通電車とバスで向かう美術館

120㎞/h運転可能な万能車両も今や大ベテラン
浦賀駅とともに観音崎へのアクセス拠点として機能する馬堀海岸駅

さて横須賀美術館へのアクセスとしては京急本線終点浦賀駅から観音崎行バスで終点まで行く方法もありますが、今回は浦賀駅の隣にある馬堀海岸駅からアクセスしようと思います。京急の堀ノ内駅から普通浦賀行きに乗ってのんびりと向かいます。京急線の堀ノ内以南は速達列車である特急・快特も各駅に止まりますが、本線であるはずの浦賀方面は基本普通列車が乗り入れのんびりとした風情になります。

バス停は写真左にあります
アップダウンの激しい海岸沿いを走る観音崎行バス

さて馬堀海岸駅からバス通りに向かいSEIYU前のバス停から観音崎行きのバスに乗って美術館に向かいます。このバス路線は国道16号線の海岸通りを走り風光明媚な海岸沿いを走ります。片道2車線の国道が終わると桜の名所としても知られる走水水源地を中心としたアップダウンのある道を通り、走水神社を中心とした漁師町の風情ある走水を過ぎて美術館のある観音崎にたどり着きます。

特別展見学前に腹ごしらえ

横須賀美術館に到着

バスに揺られて美術館に到着しました。最寄りバス停は観音崎京急ホテル・横須賀美術館前バス停、終点1つ前のバス停です。終点観音崎バス停からも歩いて行ける範囲ですので観音崎から海岸沿いのボードウォークを通って向かうのも手です。ちなみに海沿いのボードウォークは当HPでも取り上げたアニメ「スローループ」の舞台の1つでもありますので聖地巡礼もかねて歩いてみるのもお勧めです。

電車とバスでGo!その7~アニメ「スローループ」の聖地を行く~

パスタのランチセットと豆乳のパンナコッタ

さて特別展に向かう前に併設のレストラン横須賀アクアマーレで腹ごしらえとしゃれこみます。頼んだのはかぼちゃのクリームソースのパスタのセットと豆乳のパンナコッタ、なかなか美味でした。カボチャなのでもう少し甘いかなと思いましたが、甘さ控えめでパスタにソースが良く絡まっていました。また豆乳のパンナコッタはコラボメニューらしいのですが横についている蜜がどこかしら信玄餅を思い出させるのが興味深かったです。

洗練された料理とともに目の前に見える南国の海ももう1つのごちそう

そして料理もそうですが目の前に見える南国の海の光景もこのレストランのもう1つのごちそうともいえます。店内席だけでなく店外のテラス席も選べますので特に春や秋にはテラス席で何びり海を見ながらランチとしゃれこむのもよさそうです。

横須賀アクアマーレ

木で作られたワイルドな仏像に浸ってみる

入り口では今は亡き頼朝公義経公も含めた等身大パネルでお出迎え

 さて特別展を見ていきます。まず受付には上の「鎌倉殿の13人」の主要キャラクターの等身大パネルがお出迎えしてくれます。ちなみに展示は写真撮影ができませんので文章での説明となってしまいますがご了承ください。展示室1では衣笠城近くの大善寺に所蔵された天王立像等運慶以前の像が中心の展示でした。7月中は満昌寺の三浦義明坐像もあったのですが訪れた際は撤去済みで満昌寺住職の自筆の案内がありました。
 運慶以前と言うことは三浦氏が三浦半島を中心とした1豪族だった時期でもあると思うのですが、天王立像等立派な像を作り所縁の寺に納めていたというのは興味深い話だと思いました。

大善寺@衣笠観光協会

入り口に飾られた各像写真

続いて展示室2に向かいます。ある意味でここがメイン展示で、三浦氏所縁に寺社に納められた運慶作の像を中心に展示されています。浄楽寺の不動明王立像/毘沙門天立像、満願寺の観音菩薩立像/地蔵菩薩立像、曹源寺の十二神将立像等です。個人的にはやたら何かを踏みつけている毘沙門天像には思わず突っ込みたくなってみたり、不動明王像の後ろの真っ赤に燃え盛る炎の見事さ、十二神将像が十二支になぞらえられていたり、なんだか少しアニメっぽい感じが面白かったり、満願寺の観音菩薩立像/地蔵菩薩立像の夫婦のようなたたずまいの隣にある少し小さめな不動明王像がまるで子供のようだなと感じてみたりだとかメインにふさわしい多彩な展示でした。また運慶の年表を見ると鎌倉を中心とした関東での活動と並行して奈良でも活動をしていたのには驚きました。運慶が大体源頼朝と同年代なのですが、頼朝が死んだ時期以降でも精力的に活動しているのはすごいなと純粋に感じました。また浄楽寺ではコミュニティスペースを作るためクラウドファンディングに挑戦中ですのでお金と気持ちをお持ちの方はご協力願います。

金剛山勝長寿院大御堂
運慶の仏像を守る浄楽寺|新たなコミュニティスペースづくりにご支援を
満願寺[まんがんじ]@久里浜観光協会
曹源寺

展示室2階では三浦義村・和田義盛などのパネル展示も

そして最後の展示室3に向かいます。ここでは相模国三浦郡大矢部村略絵図等運慶後のローカルな展示が中心となります。大矢部村略絵図では三浦義澄の墓所の管理寺である薬王寺が現役の反面、吉村を祀った近殿神社はなく鎮守のお寺と言った感じだったのが興味深かったです。また名主の島崎氏に関しては大矢部では島崎と言う苗字の日とが多いと聞いたことがあるのでその点も興味深かったです。また横須賀から遠い私の生まれ故郷大分県の竹田でも三浦氏の子孫が大名の家老として仕え、所縁の品を持っていたり、独眼竜政宗でライバルだった蘆名氏の末裔が三浦半島にたどり着き地元の子供たちに毎年プレゼントを贈っていたなど興味深いエピソードも多かったです。個人的には運慶後でも毘沙門天は何かを踏みつけていたのが気になって仕方なかったです。

展示室2階ではNHK横浜放送局瓦版等NHKによるパネル展示も

さて特別展としての展示いかがだったでしょうか?ワイルドな木で作られた仏像に圧倒されつつ、毘沙門天や十二神将などどこかユーモラスさを感じる像も多かったです。そして特別展の出口近くの階段を上るとNHK横浜放送局によるパネル展示もあります。放送局の瓦版や、ドラマの各シーンのパネルなど小さなスペースのわりに充実した展示が行われています。三浦義村、和田義盛の三浦氏の2巨頭とともに畠山重忠の展示も充実しています。個人的にはいぶし銀の活躍した三浦義澄の展示も欲しかったですが特別展の後に訪れてみるのも面白そうです。

横須賀市による「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」展(会期:2022年7月6日~9月4日)のアーカイブ動画です。

また横須賀市によるアーカイブ動画もあります。短い動画ではありますが雰囲気はつかめますので参考までにどうぞ。

谷内六郎館~週刊誌の表紙絵の素朴な味わい~

横須賀美術館の常設展示を行う谷内六郎館

谷内六郎(1921-81)は家族と共にたびたび横須賀を訪れ、1975年には観音崎公園にほど近い場所にアトリエを構えました。そうした縁から、1998年に遺族から『週刊新潮』の表紙原画約1300点をはじめとする膨大な数の作品や関連資料が寄贈されました。当館では年4回開催するテーマ展示を通じ、谷内六郎の作品をさまざまな視点から紹介しています。~中略~
代表作である『週刊新潮』表紙絵には、昭和の懐かしい風景やいきいきとした子ども達の様子が、谷内六郎ならではのユーモアを交えて描かれています。表紙絵は不透明水彩を使って描かれていて、中には実物の網やレース、砂などを使った作品があります。谷内はこれらの素材を直接画面に貼り付けたり、絵具と混ぜたりして、テーマに合わせてさまざまな表現を試していました。表紙絵には1枚につき約400字の「表紙の言葉」が残されていて、展示では「表紙の言葉」も併せて紹介しています。

谷内六郎館@横須賀美術館

さて特別展を見終わったので常設展示も少し見てきました。横須賀美術館の常設展示は週刊新潮の表紙絵などをかいていた谷内六郎氏の作品で谷内六郎館と言う常設展示スペースで行われています。

現在の常設展示

訪れた際の展示は子どもの遊びと言うテーマで六郎氏のメインワークである週刊新潮の表紙絵及びそこについた短文の展示となっていました。

時期としては1960~70年代がメインで東京オリンピックでビルや道路ばかり増えているのを嘆いてみたり、伊豆の漁港や雪国に繰り出してみたり、ローカル線の駅に行ってみたりと意外に多彩で、それでいて素朴な味わいのある作品が多かったです。中には短文を書くのが面倒になって下の文章から引っ張ってこようとしているなど人間味にあふれた作風はこの美術館の立地にあっているかと言われたら微妙な面もありますが、なんというか昔床屋に行って待ち時間に読む週刊誌を思い出しなんだか懐かしさを感じてしまいました。アート、美術と言うと堅苦しいですが、こういったものも週末の小旅行で味わうにはなかなか楽しいものです。

三軒家砲台跡~横須賀美術館の裏庭を行く~

美術館わきの階段

さてこの美術館の脇の道を行くとこんな山を登るような階段と道があります。そして暑い中ではありますが少し上ってみました。

三軒家砲台跡

観音埼灯台をとり囲むように、観音崎の台地に砲台の跡が残っています(観音崎砲台跡・三軒家砲台跡など)。
文政4年(1821)以後は、浦賀奉行所によって管理され、その後、慶応4年(1861)から江川太郎左衛門が引継ぎ、明治以後は、海軍省から陸軍省へと引継がれ、昭和20年(1945)8月15日の終戦まで管理されました。観音崎一帯は明治14年に要塞となり、一般の人の立入りは禁止になりました。
第一、第二、第三、第四、南門、大浦、三軒家各砲台などや、火薬庫の跡など、今でも石組やレンガ造りの砲台の跡が残っています。
歩きながら、レンガ積みがフランス式かイギリス式かなど、見て歩くのも楽しいでしょう。

10.三軒家砲台跡(観音崎台場跡)@横須賀市より

階段ではなく坂のほうを上っていくと上の写真のような砲台跡があります。この砲台跡は三軒家砲台跡と言い江戸時代に作られたもので明治時代以降も東京湾の防衛を担う存在だったそうで、この時期はこの美術館のある場所を含む観音崎一帯が一般人立ち入り禁止の要塞だったようです。三浦氏が鎌倉と言う最初の東京の海の守りを担う存在だったとするとこの砲台は人ではないといえ、その役目を引き継いだ存在と考えると興味深いところです。

他の砲台跡などはこちらもどうぞ
電車&バスでGo!その6~デジタルよこすか満喫きっぷで行くMEGURU PROJECT~

最後の夏を迎えた観音崎の象徴ともいえるホテルでティータイム

最後の夏を満喫中

さて最後に向かったのは今年9月に生まれ変わるために閉鎖される観音崎京急ホテル、長年この地域の象徴的存在として活躍してきた存在にお別れを告げる意味も込めてティータイムとしゃれこみました。

観音崎京急ホテル
2023年共立リゾートの新ホテル開業に向け 観音崎京急ホテルが営業終了・リニューアル

最後まで研鑽を忘れない?

さてそんな観音崎京急ホテルですが最後まで様々な試行錯誤を行ってきたホテルともいえると思います。例えば上のキックボードシェアリングであったり、グランピングなど、きっとこのホテルで行われた試行錯誤の果実は三浦半島の観光をより楽しくしていくものだと思います。

キックボードシェアリング@観音崎京急ホテル

そしてそんな最後の夏も試行錯誤に明け暮れる京急ホテルのティータイムで頼んだのはこちらの緑茶モルゲンタウと甘味のセット、甘味は芋ようかんとしゃれこみました。美術館展示とのコラボメニューで香り豊かな緑茶モルゲンタウと甘さ控えめな芋ようかんはなかなか相性が良くゆったりとしたおいしい時間を過ごすことができました。共立リゾートの新ホテルに生まれ変わっても観音崎を訪れる観光客に愛される施設であってほしいものです。

まとめ~海辺の美術館の愚直な企画

お土産に買った満昌寺特製三浦義明公トートバック

今回の展示は色んなお寺から大きな像を借り受けて展示するという字にすれば簡単ですが、なかなか大変な企画だったと思います。各お寺の個性豊かな住職と交渉し、借り受けて運ぶものも簡単には運べないものだったと思います。そんな中で愚直に努力してお寺との信頼関係を築き、像を運び設置するというどう見ても面倒な準備のために手間を惜しまなかったキュレーターを中心とした美術館関係者の横須賀を盛り上げる為の尽力に感謝しこの記事を終えたいと思います。

お得な切符

よこすか満喫きっぷ | おトクなきっぷ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
デジタルよこすか満喫きっぷ

電車:発駅~フリー区間入口駅の往復、横須賀市内全域の京急線電車(追浜駅~浦賀駅、堀ノ内駅~津久井浜駅)使いたい放題
バス:横須賀駅~中央駅~三笠循環・平成町循環~観音崎のバス路線、JR・京急久里浜~浦賀・東京湾フェリーが使いたい放題(地図
グルメ:横須賀海軍カレー本舗を含む横須賀のグルメが味わえます。(1名様1回限り)
アクティビティ・お土産:ボードウォークのそばにある温泉、観音崎京急ホテル SPASSOを含む指定の施設・お土産が利用できます。 (1名様1回限り)
値段

参考:一日乗車券をもって横須賀・三浦半島へGo!!

三浦半島1DAY・2DAYきっぷ | おトクなきっぷ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

電車:発駅~金沢文庫駅の往復、金沢文庫駅以南の京急線電車使いたい放題
バス:三浦半島地区の指定バス路線が使いたい放題
値段



三浦半島まるごときっぷ | 三浦半島のおトクなきっぷ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
デジタル三浦半島まるごときっぷ
電車・バス:三浦半島2DAYきっぷと同じ
グルメ:横須賀海軍カレー本舗を含む横須賀のグルメが味わえます。(1名様1回限り)
アクティビティ・お土産:ボードウォークのそばにある温泉、観音崎京急ホテル SPASSOを含む指定の施設・お土産が利用できます。 (1名様1回限り)
値段

京急線・京急バス1日フリーパス
電車・バス:京急線全線および京急バス全線(空港・中距離バスを除く)が24時間乗り放題(PASMOで使用可能、泉岳寺駅では購入できませんのでご注意を)
値段:大人3,000円(税込)小児1,500円(税込)

参考:一日乗車券をもって横須賀・三浦半島へGo!!

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電車とバスでGo!その6~デジタルよこすか満喫きっぷで行くMEGURU PROJECT~

さて現在横須賀ではMEGURU PROJECTと言う観光促進イベントを実施しており、またその際京急のよこすか満喫きっぷがデジタル化されるという話を聞いた私は、いっちょデジタルのよこすか満喫きっぷでMEGURU PROJECTに参加しようと思い立ちました。ここから書く内容は連休の合間の日曜日そんな勢いだけで向かった旅行記らしきものです。

2022/8/27追記
ここで使用しているデジタルよこすか満喫きっぷと現在のデジタルよこすか満喫きっぷではフリー区間に久里浜地区が追加されているなど違いがあります。現在のデジタルよこすか満喫きっぷに関しては以下を参照ください。
よこすか満喫きっぷ@三浦COCOON
一日乗車券をもって横須賀・三浦半島へGo!!

デジタルよこすか満喫きっぷとは

デジタルよこすか満喫きっぷ

まず今回の旅のお供であるデジタルよこすか満喫きっぷについて少し見ていきましょう。
よこすか満喫きっぷ@京急
よこすか満喫きっぷとは
・京急の各駅(泉岳寺駅除く)から~汐入駅・堀之内駅の京急線の往復乗車券
・汐入駅~浦賀駅の京急線1日乗り放題(この区間での購入も可能です。)
・指定された京急バス1日乗り放題
・満喫きっぷ加盟店でのお食事(1回)
・満喫きっぷ加盟施設の利用あるいはお土産(1回)
が出来る切符です。簡単に言えば京急線・京急バスを使って横須賀地区の日帰り観光を行うのに便利な切符と言った感じです。

「デジタルよこすか満喫きっぷ」期間限定発売@京急
デジタルよこすか満喫きっぷとは上の横須賀満喫きっぷがスマホ上で利用でき、かつ事前購入が可能になったものです。
・発売期間は2021年10月23日(土)から2022年1月31日(月)
・購入は下の三浦COCOONのサイトより行い、クレジットカードで決済します。
・購入の際には会員登録が必要となります。
・期間限定で運行される、横須賀駅~燈明堂入口 周遊バス「よこすか潮風ライナー」に乗車することができます。
よこすか満喫きっぷ@三浦COCOON

品川から乗車し浦賀レンガドッグに向かう

デジタルよこすか満喫きっぷ京急線乗車券
デジタルきっぷは有人改札で駅員さんに見せて利用します。

さて購入したデジタルよこすか満喫きっぷを使って品川駅から浦賀駅に向かいます。電車に乗る際は乗車券をスマホで表示し駅員さんに見せて駅に入り電車に乗ります。その為PASMO等で利用する自動改札は使えませんのでご注意ください。

品川からは快特京急久里浜行き
堀之内から普通浦賀行きに乗り換えて浦賀へ

駅に入って電車を待っていると都営線からの京急久里浜駅行が来たのでこれに乗って、途中堀之内駅で普通浦賀行きに乗って浦賀駅に向かいます。

浦賀駅も有人改札を利用

そして浦賀駅でも自動改札が使えないので右の有人の改札でスマホの画面を見せて出札します。浦賀駅では浦賀奉行所開設300周年の横断幕が出ていました。

浦賀のシンボル(?)黒船
2021年の大河の主役のあの方も

浦賀駅からはバスもありますが歩いて浦賀ドックに向かいます。壁沿いはこの浦賀の街が大きく成長した幕末の黒船来航から明治時代に浦賀の街に関わった人たち等の絵で飾られています。その中には今年の大河ドラマの主人公渋沢栄一の姿もありました。

浦賀ドック到着
開国クルーズとガイドツアー、ガイドブックを購入

そうしていると浦賀ドッグに到着します。そしてチケット売り場ではガイドツアーと開国クルーズ、浦賀ドックのガイドブックを購入しました。このガイドブックは猿島航路でおなじみの株式会社トライアングルの作成と言う事でコロナの影響で厳しそうな同社を応援する意味でも購入させてもらいました。
浦賀の魅力を全力でお伝えします。
【永久保存版!】浦賀の魅力がたっぷり詰まったガイドブックが完成しました!

MEGURU PROJECTのスタンプラリーは不参加でしたが

そしてこれらを購入した際に上のスタンプラリーを発見し、急遽参加しました。よこすか海のアニメカー二バルのスタンプラリーです。ちなみに私すっかりど忘れしてMEGURU PROJECT本体のスタンプラリーには参加していませんが海アニの方のスタンプラリーには参加して商品もいただきました。
「よこすか MEGURU PROJECT」よこすか満喫きっぷ 魅力向上やラッピング列車を運行!@京浜急行
海アニスタンプラリー   

いなりずしランチで腹ごしらえ@浦賀いなり

電気屋さんの2階にあります@浦賀いなり

さてクルーズとツアーの前に少し早いのですがお昼ご飯に向かいます。向かったのは浦賀ドッグから浦賀駅方向に少し歩くと見つかる電気店の2階にある浦賀いなりになります。

アットホームな店内です。

店内に入ると非常にアットホームな雰囲気でした。食べている最中には常連さんなのか近所の家族づれが訪れ、にぎやかになったのが印象的でした。ちなみに今回の旅ではスマホの電池残量が生命線なので許可を取ってスマホの充電も行いました。

いなりランチ900円なり

さて昼食は900円のいなりランチと洒落込みました。から揚げとアジフライ等の揚げ物が目立つのでボリューミーではあるのですがそれだけでなく卵焼きなどの1品料理も充実していて単身者には有難いなかなか良い仕事をしているメニューでした。特にから揚げはカリッカリな感じで美味しかったです。このお店は満喫きっぷ加盟店ではないので食べる券は使えませんが、浦賀ドッグに近くおすすめのお店です。
浦賀いなり

川ではないはずの浦賀湾を行く~開国クルーズ~

この船で浦賀湾を巡ります。SeaFriend4

さて腹ごしらえが済んだので、浦賀ドックに戻ります。ここでは猿島に行く船と似たような船が見えます。これが開国クルーズで我々を浦賀湾へ連れて行ってくれる船です。若い元気なガイドさんによると猿島航路の予備の船との事です。
開国クルーズは2022年1月23日までの土・日運航(ただし1月1~3日を除く)していて料金は大人(高校生以上)500円、小中学生250円で1日3~4便運航しています。私は12:00発の第2便を利用しました。
浦賀の魅力を全力でお伝えします。@猿島航路

海側から見る浦賀ドック、立派な堤防が海水の侵入を防いでいます

そして多くの人を載せて船は浦賀湾を巡り始めます。まずはレンガドックを海側から見ていきます。堤防によって海水が遮断されているのが見て取れます。このドックは船の検査・修理を行う場所であり、人間ドックの語源もこの船を検査するドックから来ているそうです。

地面が斜めで船が海に進んで行く様子が見て取れる

続いては船を作る場所を巡ります。まずは船台、良く軍艦が出てくる漫画で進水式と言う行事が行われ、関係者が盛大に船出を祝う光景が描かれるのですが、それがこの船台で行われます。そして驚くことに盛大に祝われて船出した船は完成した訳でなく外観だけ出来て、内装はほとんど手が付けられていないとの事です。

数字と黄色いぽっちが目印、艤装岸壁

さてだったら内装はどうするかと言えばこちらの艤装岸壁で実施したとの事です。黄色いぽっちの所にロープを繋いで船を固定して船の内装の工事を行ったそうです。また番号が振ってありますが1号岸壁、2号岸壁と呼ばれ、番号分船の艤装が可能との事でこの浦賀ドッグでは10隻分の艤装が可能だったそうです。

貨物船

もう少し進むと貨物船が見えてきます。浦賀は造船所こそリタイアしましたがまだまだ港として現役です。

陸軍桟橋

もう少し進むとよこすか浦賀病院と桟橋が見えてきます。これは陸軍桟橋と呼ばれる桟橋で終戦時海外南方から56万人もの陸軍の軍人が引き揚げてくる際に使用した桟橋だそうです。
8,陸軍桟橋@横須賀市

浦賀奉行所跡は小高い丘に

続いて漁船などの係留場所があります。ここの先にある山に300周年を迎えた浦賀奉行所があったそうです。浦賀奉行所は船改めをはじめとして、海難救助や地方役所としての業務を行い、文化・文政(1804~1830)のころから、たびたび日本近海に出没するようになった異国船から江戸を防備するため、海防の最前線として、さらに重要な役割を果たすようになったそうです。ちなみに西浦賀の方には北条氏が里見氏との合戦に備え一門を配置した浦賀城址もあり、徳川・北条と関東の覇権を得た大名がこの地域を重視していたのを見て取れます。
12.浦賀奉行所跡@横須賀市
浦賀奉行所開設300周年@横須賀市

何の変哲もないヨットハーバーとリゾートマンション群…

さて続いてヨットハーバーとリゾートマンションが見えてきます。このリゾート施設が浦賀の歴史に大きくかかわる…訳ではないですがこのヨットハーバーの奥にもう1つのレンガドックである旧川間ドックがあります。

燈明堂跡とその海岸

もう少し進むと狭いながらも綺麗な砂浜とちょっとしたお堂が見えてきます。これは燈明堂と呼ばれた江戸時代の灯台になります。江戸などに向かう遠方からくる船乗りたちはここの明かりを目印に江戸へ向かったそうです。また前のきれいな砂浜は刑場となっていて、船乗りたちに「町の風紀を乱すとこうなるぞ」と言うデモンストレーションとなり浦賀の街の風紀向上に貢献したそうです。
14.燈明堂跡@横須賀市

さて海に出て少し行ってから浦賀方面に戻ります。ペリー来航の際に浦賀湾があまりにも狭くて艦隊が気づかず、通り過ぎてからバックしてから浦賀湾に向かったのですがこのバックしたというのが浦賀の人たちに最大の衝撃を与え奉行所の与力が思わず黒船に乗り込んでしまったそうです。

東叶神社

さて東浦賀を通ります。東浦賀では海岸を通る道路の先に鳥居が見えます。これが東叶神社です。東とついている様に西浦賀には西叶神社もあり東叶神社ではお守りが、西叶神社ではお守りに入れるご神体が売っているので、両方を訪ねてお守りを完成させるそうです。この東西の叶神社ですが浦賀村が東西に分割された際に、神社も東西に分かれたらしいです。叶神社は「願いが叶う」と言う事で合格祈願や縁結びなどで訪れる方が多いのですが叶うの感じがロトと見える関係でロト6が好きな方も結構ゲン担ぎで訪れるらしいです。ちなみに裏山が北条氏の築いた浦賀城址らいいです。川越野戦で有名な北条氏康が築城し、4男で水軍担当の氏規が拠点としたそうです。
10.東叶神社@横須賀市

東浦賀・西浦賀を結ぶ渡し舟の船着き場
小さいですが自転車くらいだったら乗れます。

東浦賀を進むと小さな渡し舟と船着き場が見えます。これは浦賀の渡しと呼ばれる渡し船で、湾によって東西に分断された浦賀の街を結んでいます。湾の外に向かう左側が東浦賀、右側が西浦賀と呼ばれるのですが東浦賀は江戸時代イワシを干して肥料を作っていたのでイワシの匂いで船乗りたちは「浦賀に帰って来たな」と感じていたそうです。
浦賀の渡し
twitter

さてそうすると最後にスタート地点の浦賀のレンガドックに戻ります。個人的には若いはきはきしたガイドさんがきちんと勉強していて丁寧に元気に案内していたのに好感が持てました。またやはりペリーが浦賀湾に気付かずに通り過ぎたエピソードには笑いました。もしかしたら東京湾は我々は海と思っているのですが実は川なのかもしれません。

レンガドックと砲台跡を繋ぐレンガと鉄~「浦賀レンガドック」と「千代ヶ崎砲台跡」をめぐるガイドツアー~

ハンマーヘッドクレーンのバス停に集合

さて続いては「浦賀レンガドック」と「千代ヶ崎砲台跡」をめぐるガイドツアーに参加します。千代ヶ崎砲台跡先回りコースなので上の写真のハンマーヘッドクレーンのバス停に集合です。
「浦賀レンガドック」と「千代ヶ崎砲台跡」をめぐるガイドツアーは開国クルーズ同様2022/1/23までの土日祝日(1/1~3除く)開催、チケットは大人(高校生以上)1000円、小中学生500円、午前・午後の2回ツアー実施となっています。今回は午後の13:00~のツアーに参加しました。
浦賀の魅力を全力でお伝えします。@猿島航路

ツアーで使うイヤホンガイド

ツアーでは上のイヤホンガイドを使います。これがある事で少し遅れても大丈夫です。

前ドア寄りにあるつり革

さてバスに乗って千代ヶ崎砲台跡に向かいます。ちなみにバスには色々な装飾があるのですが上のつり革もその一つ、叶神社の文字をモチーフにしたつり革です。ご利益があるかもしれません。

ガイドツアー用のバス停
本来のバス停の時刻表はこちら

さてバスは砲台に到着します。このバス停はツアー用に特別にあしらえたもので普通のバス路線は乗り入れてきません。
自動車やバイクは手前の駐輪場までとなっています。
一般バスで向かう際には久里浜・浦賀駅から千代ケ崎経由の浦賀・久里浜駅行で燈明堂入り口バス停か長瀬2丁目バス停(久里浜駅からだと千代ケ崎行き、長瀬2丁目行きも利用可)から徒歩となります。
バス停からのアクセスマップ

砲台の案内スペース

少し歩くとトイレや休憩所も備えた案内スペースに到着します。
ちなみに砲台跡の一般公開は入園料などは無料ですが、公開日は土日祝日(12/29~1/3除く)、時間帯は9時30分から15時30分(10月~2月、他は16時30分(入場はそれぞれ15,16時まで))となっています。
千代ヶ崎砲台跡の公開@横須賀市

砲台の模型
レンガなど砲台跡に関わる資料

ちなみに案内所では上の写真にある概要模型や、レンガなど砲台に使われた材料が飾られています。

解説:日本の要塞と東京湾要塞
解説:千代ケ崎砲台の構造

また千代ケ崎砲台が属する東京湾要塞や千代ケ崎砲台の構造などの解説もあります。東京湾要塞は明治初期から~20年代に三浦半島や房総半島に作られた要塞群で猿島もお仲間になります。ちなみに猿島と千代ケ崎だけでなく観音崎、走水等浦賀近辺に集中している感があります。
千代ヶ崎砲台跡パンフレット(一般用、表)(JPG:4,033KB)
千代ヶ崎砲台跡パンフレット(一般用、中)(JPG:2,936KB)

上から見下ろす砲台跡

さて最初に上から砲台を眺めます。案内所から小高い丘を少し上がった先に大きな穴があり、その中に砲台跡があります。言うなれば砲台を土塁で覆った感じになっているわけです。これだったら攻めてきた側の船からは砲の場所はすぐ分からないですし土塁がある程度相手からの砲撃を防いでくれるのも分かります。とは言え明治に作った砲台だけに空からの攻撃は考えていないのだなぁとも思います。

きっと春にはお花見が
東京湾も望めます

あと季節柄花はつけていませんが桜並木もあり、また東京湾も望めるので来年以降東京湾が望めるお花見スポットとして人気が出るかもしれません。

排気筒

また砲台の周辺は上からは見えないのですが大砲を操作する兵隊たちの居住区があります。そして上の様な排気筒の存在があります。有刺鉄線が見えるのでどうしてと思われるかもしれませんが、この排気筒があるのはファーマシーガーデン浦賀と言うレモンやブルーベリー狩りが出来る農園の敷地内にある為、別途ファーマシーガーデンにレモンがり等を行う形で入る必要があります。またその敷地内には土塁から砲撃する兵士達に相手の位置を観察する観測所があり、そこからの指示で大砲の兵隊たちは砲撃を行っていたそうです。
ファーマシーガーデン浦賀
Twitter

大砲の操作をお子あう兵隊の居住区や砲弾などの保管を行っていた地下地区

さてそんな居住区に向かいましょう。居住区の通路はこの様にトンネルが続くような形をとっています。ガイドさんの解説によるとトンネル部分は砲弾の弾薬など湿気ると良くないものの保存スペースが多いとの事で逆にそうでない箇所は明り取りと言う面もあったとの事です。確かに戦争と言う極限状態ではありますが労働環境と言う意味でも工夫されていたのだなと妙な関心を持ってしまいます。

ろ過池:ここで雨水をためろ過し飲める状態にする
貯水所:集水し。ろ過・沈殿を行った水をこの井戸でくみ上げます。

さてまず最初に向かったのは貯水所、上の写真の場所で雨水を集水、ろ過・沈殿させて下の写真の井戸からくみ上げて飲用水等の生活用水を確保します。に多くの兵隊が住まう要塞であるこの砲台で水の確保は大切ですが、最初にこの場所がある事でどれだけ水の確保を重視していたかを見て取れます。

色の違うレンガが・・・

続いてトンネルに向かいます。トンネルではあからさまに色の違うレンガが並んでいるのが見て取れます。右側のこげ茶色のレンガは焼過煉瓦と呼ばれるレンガで、撥水性が高く、雨水の耐水を防いだとの事です。ただこのレンガはコストが高い為風雨にさらされる事が少ない個所では普通のレンガが使われているのが見て取れます。
そしてレンガの積み方ですが、各段ごとに長いレンガが続く段と短いレンガが続く段が交互に繰り返されているのが見て取れます。これはイギリス積みと呼ばれる積み方で、丈夫な事、使うレンガが少なくて済むといった特徴があるそうです。
レンガのイギリス積みとは?フランス積みとの違い@SOUHEKI2021/8/23

砲台に続く通路:ランタンがきれいで夜見てみたいですが入れるのは昼間のみです

続いて最初に上から眺めた砲台に向かう通路に入ります。ランタンの照明がきれいです。

砲弾弾薬庫
点灯室

さて砲台に出るかと思いきや横にそれます。ここは砲側弾薬庫、上の砲台で打ち出す弾薬が保存されていた場所です。また下の写真は点灯室、ランプ室とも呼ばれたそうです。明治にできた施設だからかランプとなっているのが特徴です。

楊弾機これで砲弾を上に運ぶ
こちらで弾薬を受け取ります

そして弾薬庫には謎の穴があります。これは弾楊機と呼ばれるものでこれで砲台の階まで弾薬を運搬したそうです。そして下の写真の箇所で受け取り鉄レールを使って横移動していたらしいのですが今は鉄レールは外されています。これは日中・太平洋戦争末期の金属供出で持っていかれたらしいです。砲台の鉄を回収して何をやろうとしていたのか不思議な限りです。

ステージではなく砲座です
ここから打ち出す砲弾はこのぬいぐるみサイズだそうです

そして砲台に到着します。一見ステージのようにも見えますがここに大砲を備え付け海に打ち出す予定だったそうです。そして打ち出す砲弾は下の写真のぬいぐるみの大きさだったそうです。ここで使われた対応は28㎝榴弾砲と言う大砲だったそうで、当初大砲は欧米列強などからの輸入品ばかりだったそうですが重工業の成長でだんだん国産化が進んだそうです。

何の穴?その1
何の穴?その2

さてこの砲台には不思議な穴がいくつかあります。上の周りの穴は伝声菅と呼ばれ、観測所などからの指示がここから聞こえてきたそうです。そして下の穴は排水の施設で、大砲を打つとどうしても高温となってしまう為水で冷やすのですがそれを上手に排水し弾薬庫をはじめとする水に弱い場所を守る目的もあったそうです。

棲息掩蔽部

さて続いて下に戻ります。ここは棲息掩蔽部、砲台を操作する兵隊さんの居住スペースあるいは倉庫となったスペースです。一見窓も何もないスペースに見えますが通路側に採光窓、壁には通気口、天井には最初にみました排気筒があります。そういった意味でトンネル以外がきちんと再興できる構造なのは環境と言う意味でも考えられたように感じます。

終点、近接防御砲台に続く

さて終点にたどり着きます。ここから本当は近接防御砲台に続くのですがそこは市の敷地ではないのでここが終点となります。

ドライドッグ全体

さて砲台を後にし、続いて浦賀のドックに戻ってきました。浦賀ドックは1889年(明治32年)に建造された民間では最初期にできたドライドック(ドック内に海水を入れないドッグ)であり、いま日本では唯一見られるレンガ造りのドライドックです。
このドライドックのある住友重機械工業株式会社浦賀工場では日本丸や青函連絡船など1000隻に上る艦船を1世紀以上かけて造り続け、2003年に閉鎖され2021年にドックを含む周辺部について横須賀市に寄付され、今回のMEGURU PROJECTと同時に公開されました。
浦賀レンガドック
浦賀ドック@横須賀観光情報

重いパーツなどを運ぶクレーン
鉄道よろしくレールを通って移動します

さてまずはクレーンを見ます。クレーンと言うと工事現場のクレーン車が思い浮かびますがこちらはドックと言う固定された場所の専用のクレーンなのでレール上を移動します。そして何よりも驚くのは写真ではわかりづらいですが鉄板に白い文字で書かれた「昭和20年6月」の文字、戦争末期、日本中が空襲されていた時期に砲台からレール用の鉄が回収されて造船所のドックのクレーンになっていたと考えるとなかなか趣深いものがあります。言ってみればその戦争末期にそこまでこのドックのクレーンが優先されていたという訳です。

フラップゲート

見学コースを進みます。続いて出てくるのは海とドックを隔てる堤防が出てきます。これはフラップゲートと言います。わかりづらいですが重心が海寄りにあるため、普段は海水に支えられて立ち、ポンプなどで海水をドックに入れて両方の水圧が並行するとドック川に倒すとの事です。向こう側にはゲートを開閉するウィンチも見えます。

フラップゲート上からドックを望む

上の写真では閉鎖されているように見えますが、ツアーではフラップゲート上を通り移動します。そしてフラップゲート上からドックを望むとドックの真ん中にドミノ上のものが見えるのが印象的です。

クレーンの残骸

フラップゲートを渡るとクレーンの残骸が出迎えます。残骸ではわかりづらいですが対岸のクレーンに比べて倍近い大きさで線路幅も広くなっています。

レンガを眺めつつドック内部に向かう

そして階段を使ってドッグ内部に降りていきます。ここでレンガドックのレンガをじっくり見ます。砲台跡のイギリス積みのレンガに比べて、各段のレンガの大きさがまちまちなのが特徴的です。これはフランス積みと呼ばれる積み方です。見た目が美しいので洋館などに用いられますが、本来なら耐久性が求められるドックに何故フランス積みが使われたのかは、設計した杉浦栄次郎氏がフランスで技術を学んだからなどの説がありますが不明だそうです。
レンガのイギリス積みとは?フランス積みとの違い@SOUHEKI2021/8/23

ドック内から全体像を望む

ドック内までたどり着きました。先ほどのドミノ上のものを見ると何となく何に使うかがわかる様な気がします。

盤木

このドミノ状のものは盤木と言いこの上に船を載せるのだそうです。コンクリートの塊の上に堅木を載せて高さなどを調整したようです。コンクリートにはワイヤやフォークリフトをひっかける為の穴が開いています。

盤木を横から見る

この盤木の調整ですが普通の船はまだよいのですが潜水艦の様に船底が丸いものだと調整が難しいのもありますが、傾かないように上手く置くのも大変だったそうです。確かに傾いた形で置かれたら船体に無理がかかり、なおすためにドックに入ったのにかえって壊れかねない訳ですから現役時代には多くの職人さんたちが神経質に並べていたのだなと感じます。

ここから何を見るのか

さてドックから出て来て続いては陸側の真ん中にある場所に向かいます。そこではこのような機材が据え付けられています。この器具を使って盤木が真直ぐ据え付けられているか、またドック内に船舶が入って来た時にきちんと真直ぐになっているかを確認し、船舶の場合は左右のワイヤー担当が微調整し、盤木の場合はフォークリフトで動かすわけです。確かに四角い鉄の枠に糸が張っているだけのシンプルな道具ですが、モノづくりで大切な基準を左右する大切な器具です。

レンガドック活用センター

ツアーは先ほどの器具で終了になるのですが続いてレンガドック活用センターと言う施設に向かいます。

活用センター内部

活用センターの内部はちょっとした資料館になっていて様々な資料が置いてあります。

活用センター内の展示パネル

活用センター内の展示では上の様なドック全体の概要だったり、船の作り方などの展示パネルが展示されています。船の様な大きなものの場合個々の箇所の加工もありますが全体のバランスの様な部分もあり双方バランスとりながら物を作って来たのだなぁと感じます。

造船所で使用していた工具

さて続いて工員さんが使用していた工具を見ていきます。ハンマーヘッドクレーンやフラップゲートの様な大きなものが目立ちますが個々の工員さんは手で持つ工具で自分の両手の範囲で仕事していたのかなぁと思わずにいられません。最終的にできるのは何百人も乗る大きな船ですがその大きな船も工員さんの小さな加工の積み重ねで出来ているのだなぁと感じました。

さてそんな感じで千代ケ崎砲台跡と言う軍事施設の跡地と浦賀レンガドックと言う産業施設を巡ってきたのですが、産業も軍事もベースとなるものを築き上げる努力と個々の兵隊さんや工員さんが一生懸命働き、その働くための努力の結晶なのだなぁと感じました。どちらにも用いられたレンガや鉄を作る技術、そして欧米から高いお金を出して買うものだった船や大砲を自前で作るために育てた産業、そういったものの先に現在があるものだなぁと。

よこすか潮風ライナーで横須賀に向かう

レトロ風@ドック前バス停

さて続いては今回のMEGURU PROJECTのもう1つの顔ともいうべきよこすか潮風ライナーに乗るべくドック前バス停に向かいます。よこすか潮風ライナーはMEGURU PROJECT期間の2021年10月23日(土)~2022年1月23日(日)の土曜・日曜・祝日(1月1,2日除く)運行されているバス路線で燈明堂や千代ケ崎砲台の最寄りバス停である燈明堂入口からドック前、観音崎京急ホテル・横須賀美術館前を経由し京急汐入駅最寄りの汐留、JR横須賀駅へ直行するバス路線です。
横須賀駅~燈明堂入口周遊バス「よこすか潮風ライナー」

空港バスや高速バスで使用される車両が使われます。

車両は一般の路線バスの車両ではなく、高速バスや空港バスで使用される車両を使用しています。ただし高速道路を通るわけではないです。

デジタルきっぷを見せて乗車

そしてここでもデジタル横須賀満喫きっぷを見せてバスに乗車します。ここでは京急バス1日乗車券を使用します。ちなみに車内は燈明堂入り口から乗ってきたお客さんが1人いるだけで私も併せてお客さんはわずか2人です。

横須賀美術館向かい側には京急ホテルがあります

さてこのまま空気輸送をするのかと思いきや浦賀側最後のバス停である観音崎京急ホテル・横須賀美術館前10人近い乗車がありました。

平成町を走る

さてこのバス路線には普通便ともいうべき横須賀駅~観音崎のバス路線も並行して走っているのですがこの潮風ライナーが1味違うのは普通のバス路線が国道16号を延々と走るのに対し途中から平成町を通って横須賀駅へ向かう事です。その為16号の渋滞の影響が出る事も無くライナーにふさわしいスピードで走ってくれます。ただその反面平成町の魚市場やうみかぜ公園、三笠公園には停車せず、横須賀中央駅は経由しないのが残念な所です。
横須賀魚市場@横須賀市観光協会
うみかぜ公園@横須賀市港湾緑地
記念艦三笠

横須賀駅

そしてバスは終点横須賀駅に到着します。驚くことに多くの乗客が汐留から京急に乗るのでなく横須賀駅から横須賀線に乗り換えた事です。横須賀に長年住んでいると気づきづらいですが横須賀から離れた地域からだと横須賀へ行く=横須賀線と言うイメージがあり、観光客にとっては横須賀線の存在は決して小さくはありません。また潮風ライナーと並行バス路線の1日乗車券であるよこすか潮風ホリデーパスはそういった人達に向けて造られたのかもしれません。そういった意味でよこすか潮風ライナーは横須賀線を使って横須賀に来る人の為のバスとして渋く活躍しているのかもしれません。
よこすか潮風ホリデーパス(PDF)

横須賀の駅からまちへ向かう

よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸

さて横須賀駅に着いたので横須賀の街中に向かいます。まずは横須賀駅の隣のヴェルニー公園を通るとティボディエ邸があります。ティボディエ邸は、横須賀製鉄所副首長であったジュール・セザール・クロード・ティボディエの官舎として、 1869(明治2)年頃に建築された本州最古級の西洋館との事で今年5月にオープンしました。3メートル×6メートルの大型スクリーンに4K相当のプロジェクターを搭載したシアターなどが売りとなっています。
よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸

ヴェルニー公園からCOASKAを望む
COSKAの2階にあるYOKOSUKA軍港めぐりの窓口

続いてヴェルニー公園からCOASKA方面を望みます。ヴェルニー公園だと米軍基地や自衛隊の基地などもあり基地の船も見事ですがこの方面の市街地の光景もよいものです。またCOASKAから出ている船はYOKOSUKA軍港めぐりの船です。浦賀ドックのツアーでもお世話になった株式会社トライアングルが運行しています。
YOKOSUKA軍港めぐり

横須賀海軍カレー本舗ベイサイドキッチン

そしてCOASKA1階に昨年開業した横須賀海軍カレー本舗ベイサイドキッチンも注目したいところです。海上自衛隊が使用している食器を使って、よこすか海軍カレーや横須賀海自カレーが食べられる護衛艦式ビュッフェレストランで、軍港めぐりが終わってすぐ食べられる軍港めぐりから一番近い海軍カレーレストランです。
Coaska Bayside Stores
横須賀海軍カレー本舗ベイサイドキッチン

記念艦三笠

さて急ぎ足で向かった先は記念艦三笠、ついたのは16:00過ぎだったのですが、この時期の三笠の開館時間は16:00まで、惜しくも間に合いませんでした。残念です。とは言え、その日の三笠m見事でした。

猿島航路のチケット売り場

仕方ないので少し歩くと猿島航路のチケット売り場がありました。と言う事でここでお土産らしきものを買います。猿島のガイドブックです。ちなみにこちらも営業終了直前でした。飲み物やお土産も売っているのでちょっとした休憩にもどうぞ
猿島航路

スタンプラリーとその景品

そして猿島のガイドブックを買ったら海アニスタンプラリーのスタンプが5つになり、クリアしおりをもらいました。このスタンプラリー、結果的に開国クルーズ、レンガドック&千代ケ崎砲台のガイドツアー、そして猿島&浦賀レンガドックのガイドブックと猿島航路関連の出費だけでクリアするというなかなかないパターンとなってしまいました。
海アニスタンプラリー

三笠通の自衛隊グッズ専門店

そして横須賀のまちなかに行きます。三笠通りのMILITARY SHOP YOKOSUKA 三笠本店、ちなみに三笠通りは人が多かったのでここでご勘弁ください。ここも海アニスタンプラリーに参加しています。色んなイベントに参加するノリの良いお店です。またミリタリーと言うか自衛隊などのグッズだけでなく海軍カレーなどのお土産も充実しているお店です。
MILITARY SHOP YOKOSUKA 三笠本店

和菓子司いづみや公式HPより

さてここで満喫きっぷの遊ぶ券を使用し、和菓子司いづみやでかりんとうまんじゅうをお土産に買います。なかなかおいしくいただけました。満喫きっぷの遊ぶ券は記念艦三笠のような施設のチケットにも使えますが上のかりんとうまんじゅうの様なお土産や喫茶などにも使えます。なかなか便利なので満喫切符購入の際には何に使うかを考えるのも楽しみの一つかもしれません。
遊ぶ券 | よこすか満喫きっぷ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
和菓子司いづみや

鳥の巣本店とイルミネーションに見る横須賀の夜の楽しみ

2階にあるので目立たない鳥の巣本店実は行くのは初めてだったりします

さて暗くなってきたのもあって夕飯に向かいます。今宵の夕餉は上の写真の鳥の巣本店です。

食べる券

何故ここになったかと言いますと、どうせなら満喫きっぷの「食べる券」を使いたかったのと魚系のメニューを食べたかったからです。そして「食べる券」を使い限定会席セットを注文します。

お造りとお通し
茶碗蒸し
焼き物はエビ

さて会席セットを食べます。来たのはシラスの大根おろし和えのはお通しとお造り、茶わん蒸し、焼きエビと言うメニューでした。お造りは横須賀と言うか三浦はマグロのイメージですが鯛など地物が中心となっています。また焼きエビは写真の関係で小さく見えるかもしれませんがきちんとした味とボリュームでリッチな気分に浸れました。茶わん蒸しもきちんとしていて、良いアクセントとなっていました。さて見た通りこの会席セットはご飯などはついていなくてご飯やお酒を追加する前提のメニューです。ちなみに昼間の天ぷら膳はご飯もつきます。

追加注文

と言う事で酒蒸しと茶そばを追加しました。酒蒸しはスープもおいしく、茶そばはウズラの卵が入って見た目よりボリューミーでした。
さてこんな感じで食べた夕餉だったのですが、どのメニューも丁寧な造りで、久々の焼きエビをはじめ、海に近く海鮮を売りにするお店らしく素材を生かす料理を味わえました。人数が多かったら豪快に刺し盛りでも頼んで飲み明かそうと思えるお店でした。満喫きっぷと言うとどうしてもどぶ板通りの海軍カレーやネイビーバーガーを思い浮かべてしまいますが、相模湾・東京湾両方に面した横須賀らしく海鮮を肴に飲むというのも楽しみ方かなと思いますし、そういったお店も抑えて居る切符です。
グルメ@よこすか満喫きっぷ
鳥の巣 横須賀本店@食べログ

〆はイルミネーション

さて〆は横須賀のイルミネーションを眺めてから帰ろうと思います。デジタル横須賀満喫きっぷ及びMEGURU PROJECTの魅力がどこまで伝えられたかは分かりませんが、「面白そうだな横須賀にちょっと言ってみっか」と思っていただけたら幸いです。
個人的にはろくに調べず勢いで来てしまったせいで後半少しグダグダになってしまいましたが逆に言えば「日帰りでどぶ板でネイビーバーガー食べて三笠公園やヴェルニー公園を巡る」みたいな横須賀のイメージは変わりました。

水戸はおろか東北地方仙台から品川まで直通する特急ひたち・ときわ号用JR657系

上野東京ライン開業以降品川駅に北関東の群馬・栃木・茨城の県庁所在地である前橋・宇都宮・水戸から直通電車が走り一回乗換えで横須賀まで行けるようになりました。そう考えると遠く北関東からくる人間にとって横須賀は身近な場所になったのですがいかんせん時間もかかるので宿泊も視野に入ると思います。

次は大きなステージで

そうなった時にそれだけの時間をかけられる場所があり、夜、食や酒を楽しみ場所もあり、また食べるだけでなくJAZZを中心に音楽に親しめる場所もある、そんな横須賀の新しい可能性を見出せた旅だったと思います。
2021年イルミネーション情報@横須賀
ヨコスカまちなかミュージック
ヨコスカまちなかミュージック@Youtube

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電車とバスでGo!その1~くりはま花の国ウィンターイルミネーション2020へ行く~

写真:雪の降らないまちですが・・・

ウィンターイルミネーション@くりはま花の国
日時:2020.12.5(土)~2020.12.27(日) 17:00~20:00
場所:くりはま花の国(京急久里浜駅あるいはJR久里浜駅より徒歩)

さて柄にもなくイルミネーション巡りに行ってまいりました。場所は京急JR量久里浜駅から徒歩で行けるくりはま花の国です。

コスモス園前広場~表のメイン展示~

写真:メインエントランスの展示

まずはイオン側のエントランスにあるコスモス園前広場に向かいます。こちらではクリスマスを意識した展示が行われていました。

写真:クリスマスツリー

思いっきり電飾された花壇でも最も目立つのはクリスマスツリー、横には広い園内を走り回るフラワートレインをイメージしてか記者と客車のミニ編成の列車のイルミネーションがあるのはこのページ的には非常にうれしい限りです。

写真:園内の公共交通機関(?)

このサイトは横須賀の公共交通を盛り上げていくのが目的なので拡大してみます。プレゼントを載せた貨車を引く蒸気機関車と文字であらわすと男気溢れるものになりますが、なかなかファンタジーに仕上がっています。

写真:サンタを差し置き目立つ・・・

そしてある意味主役のサンタさんを差し置き目立つのは2頭のトナカイ、ちなみにサンタさんは取り忘れました。

写真:揚げ物がおいしい和風レストランうおくにに続く道もライトアップ

また花壇だけでなく園内の和風レストランうおくにのお庭も見事にライトアップされています。ちなみにメインの営業時間はライトアップの始まる17:00の前に終了しますが、宴会の予約は受け付けているとの事で、イルミネーションを見ながらの忘年会と言うのも乙かもしれません。
参考
和風レストランうおくに 花の国店 (uokuni-hananokuni.com)
「神奈川名所100選」、広大な「くりはま花の国」って?@はまれぽ

冒険ランド~全長10mド迫力のゴジライルミネーションと道中の楽しみ~

写真:目的地に比して幻想的な通路

続いてもう1つのメイン全長10mのゴジラのスペシャルライトアップを見に行きます。
ここからゴジラのライトアップのある冒険ランドまでは結構距離がありかつ、上り坂が続きます。結構きついので途中のベンチで休憩をしながら登ってみてもよいと思います。そして道沿いもライトアップされ写真のような幻想的な光景も見れるかもしれません。

写真:冒険ランドへの道すがら見える久里浜の夜景

また道中、写真の様な久里浜の夜景の見れる場所も複数ありますので、じっくり見ながらのんびり進むというのもおすすめしたいところです。神戸の様に100万ドルとはいきませんがこの夜景も隠れた見所ではないかと思います。

写真:ゴジラの背中が語るのは・・・

そして冒険ランドにつく直前にはゴジラの背中のライトアップが見れます。メインは前面ではありますが背中側もきちんと手間暇かけてライトアップしていると言うのは好感が持てますし、何より長く歩いてきてゴジラのライトアップへの期待を否が応にも盛り上げます。

写真:ド迫力のゴジラのライトアップ

そして冒険ランドにつくと待望のゴジラとの面会です。どうでしょうか、このド迫力、新型コロナのはびこる2020年においても多くのイルミネーションが各地で見れると思いますが、多分こんなド迫力である意味見る者を圧倒するものはなかなかないと思います。

写真:どうでしょう、このド迫力

そして顔だけアップするとその思いがさらに強まります。「怒り」と言う言葉が浮かんでくるような表情、各地のイルミネーションでこれほど「怒り」と言う言葉が似あうものはあるでしょうか、私は知りません。

裏のメイン展示~港町久里浜ならではの光景~

写真:リア充爆発しろ!!

さて本来なら先ほどのゴジラライトアップでメインのライトアップは終わりですが、もう少し進みます。さてハーブ園方面への分かれ道の手前にはこの様なちょっとした撮影コーナーがあります。もし気をおけない仲間や家族・恋人とくる際には記念撮影にいそしんでみてもよいのではないかと思います。

写真:港ならではの光景

そしてもう少し進み閉店したレストランの脇を抜けると見えてくるのはこのライトアップの裏の目玉とでもいうべき光景、久里浜港の夜景です。

写真:港町ならではの光景、対岸の房総半島の明かりすら見えます。

船の発着する光景、またフェリーから降りた車のヘッドライトが延々街に向かっていく光景と言うのは現役で旅客フェリーが日々発着している港でしか見れない光景です。更に久里浜ならではの光景としては対岸の房総半島の夜景すら見えるところです。流石にゴジラのライトアップの様な希少価値とまでは言いませんが、この花の国のライトアップを見るなら是非足を運びたい裏のメイン展示だと思います。

くりはま花の国ウィンターイルミネーション2020へのアクセス

写真:くりはま花の国最寄り駅京急久里浜駅前商店街もイルミネーションで来客者を出迎えます

アクセス
京急線を利用する場合:京急久里浜駅下車徒歩15分
JR横須賀線を利用する場合:久里浜駅下車徒歩15分

お得な乗車券
京急線を利用する場合
三浦半島1DAY・2DAYきっぷ
内容:上大岡駅以北の京急線各駅~金沢文庫までの京急線電車往復+金沢文庫以南の京急線電車全線、京急バス指定路線乗り放題
値段(1DAY):品川駅~1960円、京急川崎~1640円、横浜~1440円、フリー区間内各駅:1110円
値段(2DAY):品川駅~2070円、京急川崎~1860円、横浜~1660円
三浦半島まるごときっぷ
内容:三浦半島2DAYきっぷの内容に+指定店舗で使えるグルメチケット、指定施設・お土産店で使えるチケットがついた豪華版です。
値段:品川駅~4660円、京急川崎~4450円、横浜~4250円

参考
くりはま花の国
和風レストランうおくに 花の国店 (uokuni-hananokuni.com)
「神奈川名所100選」、広大な「くりはま花の国」って?@はまれぽ
くりはま花の国 冒険ランドではゴジラのすべり台が待ってます【横須賀市】@子どもとお出かけ 遊びブログ

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